犬の食べ物Date 2021.12.16
無添加ドッグフードとは?選び方や避けるべき添加物をご紹介!
- #ドッグフード
「わんちゃんに与えるドッグフードはなるべく安全なものを選びたい!」
人間よりも食べられないものが多いわんちゃんだからこそ、毎日食べるドッグフードは慎重に選びたいですよね。
今回は、そんな方におすすめの無添加ドッグフードをご紹介します。
無添加ドッグフードについて知りたい方、避けるべき添加物を学びたい方、必見です!
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
無添加ドッグフードとは?
人間の食べ物でもよく見かける「無添加」という言葉ですが、どういう意味かご存じでしょうか。
実は、無添加という言葉自体にははっきりとした定義がありません。
広い意味で「通常は使われる何らかの添加物が使用されていない場合」に表記されます。
添加物というと悪いイメージを持つ方がいると思いますが、必ずしもすべて健康に悪いものというわけではありません。
たとえば、貝の殻からとれる成分やフルーツ由来の色素なども食品添加物に分類されています。
そういった健康に影響のない添加物も含めてまったく使用されていないものは「完全無添加」と表記されます。
食品やドッグフードの場合は、主に保存料や合成着色料などの食品添加物が使用されていないものが無添加とされることが多いです。
無添加ドッグフードのメリット
無添加ドッグフードを選ぶメリットはいくつかあります。
①わんちゃんの健康に良い
添加物の中には、発ガン性のあるものやアレルギーを起こす可能性のあるものがあります。
わんちゃんは人間よりも食べられない食材が多く、非常にデリケートです。
毎日与えるものだからこそ、出来る限り安全で健康的なドッグフードを選びたいですよね。
無添加ドッグフードには、わんちゃんの健康を害する可能性がある添加物が含まれていません。
そのため、添加物が原因となる病気やアレルギーを防ぐことができます。
②味覚の正常化
ドッグフードに含まれる添加物の中には、わんちゃんの食いつきを良くするための香料などがあります。
これらの添加物は、あえて人工的に濃い味を作るもので、わんちゃんがその味に慣れてしまうと、味の薄いドッグフードを食べなくなってしまうことも。
無添加ドッグフードは自然由来の味付けとなっているため、わんちゃんの味覚を濃い味に慣れさせることなく、食の偏りも防ぎます。
③動物実験を減らせる
現在、世界的に動物実験の減少や廃止に注目が集まっているのをご存じですか?
食品添加物の多くは、犬やネズミ、ラットなどの動物たちを使った動物実験によって安全性が確かめられています。
必要なことであるとはいえ、動物好きの方であれば心が痛みますよね。
無添加ドッグフードを選ぶことで、そうした動物実験を減らすことにも繋がります。
わんちゃんの体に良いだけではなく、環境にも配慮したドッグフード選びといえますね!
無添加ドッグフードを選ぶ際のポイント
無添加ドッグフードにもいくつか種類があります。
その中からわんちゃんに合うものを選ぶためには、いくつかのポイントに注目してみましょう!
①なにが無添加なのか?
「完全無添加」でない限り、無添加ドッグフードにも添加物が使用されています。
まずは、どの添加物が含まれているか(含まれていないか)を確認しましょう。
人工的に色付けをしていないものであれば「着色料無添加」、カビの発生を抑制する成分が含まれていないものであれば「保存料無添加」「防カビ剤無添加」の表記があります。
過去にわんちゃんが食べて体調を崩した成分や、アレルギーを持っている成分がある場合はそれが含まれていないものを選びましょう。
②アレルギーにも配慮されているか?
無添加ドッグフードだから必ずしも健康に良く安全というわけではありません。
わんちゃんには添加物以外にもアレルギーを起こす食材や、食べられない食材があります。
多くのわんちゃんがアレルギー反応を起こす小麦が含まれていないものなど、無添加かつアレルギー対応のドッグフードであればより安心ですね。
添加物の有無だけではなく、その他の成分もしっかり確認することが大切です。
③デメリットも考慮する
無添加ドッグフードはわんちゃんの健康に良い成分でできていますが、デメリットがあることも理解しておきましょう。
保存料が無添加の場合、通常のドッグフードよりも保存できる期間が短くなります。
防カビ剤が含まれていなければ、カビも発生しやすくなるため、無添加ドッグフードは保存方法と保存期間に注意しなければなりません。
わんちゃんの年齢や頭数から、短期間で食べきれる量で購入するとカビが生えるリスクを避けることができます。
また、素材にこだわって作られている分、通常のドッグフードよりも値段が高かったり、お店で取り扱いが無かったりする場合があります。
無添加ドッグフードを購入するときには、続けやすい値段であるか、近場で購入できるかどうかもチェックすると良いと思います。
ドッグフードを買う際に避けるべき添加物を紹介!
食品やドッグフードには様々な添加物が使用されています。
もちろん、健康に害がない自然由来のものも多くありますが、その一方で長期的に摂取すると病気のリスクがあるものも。
わんちゃんの健康を守るために、ドッグフードを買う際に避けるべき添加物をご紹介します。
①BHA(ブチルヒドロキシアニソール)
BHAは、酸化防止剤としてドッグフードに使用される添加物です。
ドッグフードをはじめとする動物用飼料のほか、ゴム製品や化粧品、石鹸を作る際にも使用されています。
動物に対して発がん性があるという実験報告があるため、必ずしも安全とは言い切れません。
ドッグフードの成分に含まれている場合には避けた方がいいでしょう。
②タール色素
タール色素は、主に石油を原料とする合成着色料の一種です。
お菓子や化粧品、医薬品、陶磁器、衣料品へ色付けする際に使用されます。
この成分は発がん性や不妊への影響が指摘されているため、わんちゃんにも与えたくない添加物の一つです。
③BHT(ジブチルヒドロキシトルエン)
BHTは、味や香りの劣化を防ぐ防腐剤としてドッグフードに使用される添加物です。
食品添加物として使われるほか、石油製品の酸化防止剤としても使われています。
発がん性の疑いがある成分ですが、多量に摂取しなければ問題はないといわれています。
とはいえ、ドッグフードは毎日食べるものですので、避けられるのであればBHTの含まれないものを選びましょう。
④硝酸カリウム/亜硝酸ナトリウム
硝酸カリウムと亜硝酸ナトリウムは、どちらも発色剤といわれる食品添加物です。
肉の色を鮮やかに見せるために使用されており、人間の食べ物でもハムやソーセージ類などに使われています。
どちらも、多量に摂取することで胃腸に炎症を起こす可能性がある成分です。
特に、亜硝酸ナトリウムは長期的に摂取することで発がん性が高まります。
人間に対しても1日の摂取量が規定されている成分ですので、わんちゃんにドッグフードを与える際には特に注意したい添加物です。
⑤アスパルテーム
アスパルテームは、人工甘味料の一つです。
その名の通り、ドッグフードに甘みをつけたり、風味を調整したりするために使われます。
発がん性のほか、うつや不眠症などの神経症状が引き起こされるという説があります。
現在は医学的な根拠はないとされているものの、その安全性に関しては議論が巻き起こっています。
⑥没食子酸プロピル
没食子酸プロピル(ぼっしょくしさん)は、油脂酸化防止剤として使用されている食品添加物です。
ドッグフードやバターなどの食品のほか、医薬品や化粧品にも使用されています。
発がん性や遺伝子異常の可能性を指摘する声もありますが、かなり多量に摂取しない限り問題はないとの実験結果も出ています。
⑦エトキシキン
エトキシキンは、抗酸化剤として使用されている添加物です。
日本国内においては飼料原料としての使用のみ許可されており、人間の食べ物に調節的に使用することは禁止されています。
摂取することで即座に症状が出ることはありませんが、長期的な摂取による発がん性が認められています。
ドッグフードの原料に含まれている場合は避けた方がいい添加物です。
⑧ソルビン酸
ソルビン酸は、ナナカマドの果汁を原料とする成分で、防腐剤や保存料として使用されます。
健康上問題がない成分ではありますが、発色剤である亜硝酸ナトリウムと同時に摂取することで発がん性物質が発生する可能性があるといわれています。
ドッグフードを選ぶ際には、ソルビン酸と亜硝酸ナトリウムが含まれていないかを確認してみてください。
無添加ドッグフードまとめ
無添加ドッグフードと、避けるべき食品添加物についてご紹介しました。
添加物は食品加工に欠かせないものでもあり、完全に避けることは難しいかもしれません。
しかし、中にはわんちゃんの健康を害するものや、長期的に摂取することで病気のリスクが発生するものもあります。
危険な添加物についての正しい知識を身につけて、わんちゃんに合うドッグフードを選んでいくことが大切ですね!
無添加ドッグフードは、そんな添加物を避けてわんちゃんの健康的な食生活を支えることができます。
当社ではわんちゃんの健康を考えたペット栄養士監修のドッグフード「ワンタイムフレッシュドッグフード」を販売しています。
わんちゃんに必要な栄養素をふんだんに配合、無添加かつ新鮮食材にこだわったドッグフードのためとてもおすすめです。
高品質な無添加ドッグフードを探しているという方はぜひ試してみて下さい!
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