犬の食べ物Date 2022.06.13

ドッグフードに入っている添加物は危険?安全性や愛犬への影響や避けるべき成分を解説!

  • #ドッグフード

ドッグフード 添加物

この記事では
・ドッグフードの添加物は危険なのか?
・危険な成分はどんなもの?
という疑問をもっている方のための記事です。


世の中にあふれているたくさんのドッグフードの中から、自分の愛犬のためにどんなフードを買ったらよいか、悩んでしまう人も多いと思います。

安全で安心なドッグフードを選ぶことは、大切なワンちゃんとの健康的な生活の基本となりますので、ぜひこの記事で知識をつけてくださいね♪

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

ドッグフードに入っている添加物は危険なのか?

ドッグフード 成分 危険

ドッグフードのパッケージの裏や側面には、栄養成分表や使われている原材料名、原産国などが表示されています。

この表示は、「ペットフード安全法」に基づいて表示するように、環境省より義務づけられています。

「添加物」というと「体に悪いもの」というイメージが先行していますが、一概にそうとも言えません。

たとえば、酸化防止剤はペットの嘔吐や下痢の原因となる油の酸化を防ぐために使われます。
保存料は食品中の細菌の増殖を抑えて腐敗を防ぎます。

添加物は袋に入れて大量に売られているドッグフードには、品質を確保する上で必要なものと言えます。

添加物は犬にとって必要な栄養を補充したり、品質を守ったりするために必要なのです。

ドッグフードに入っている添加物の種類を解説

ワンちゃんが日常的に食べているドッグフードやおやつには、様々な添加物が含まれています。

現在の日本では「ペットフード安全法」により、使用上の注意が必要な添加物に対して、科学的な考察に基づく使用量の上限値などが決められています。

ドイツやイギリスなどペットの先進国よりは遅れているとはいえ、安全性の確保にも力を入れています。


ドッグフードに含まれる添加物には、ビタミンやミネラルなどの「栄養添加物」の他に、ドッグフードの加工時に使う乳化剤やウエットタイプのドッグフードの水分を保つ保湿剤、フードに粘りやとろみをつける増粘安定剤などが使われます。

また食いつきをよくするためには香料や甘味料、フレーバーと書かれる調味料などを添加することがあります。

そして品質の安定や保存性の向上のためには、ドッグフードの酸化を防ぐ酸化防止剤や腐敗やカビを防ぐ保存料が使われています。

目的や用途別に使用される添加物の中でも、酸化防止剤や保存料、着色料については、ワンちゃんの健康に悪い影響をあたえるのでは?と心配になるものもあります。

中でも酸化防止剤として使われているBHT(ジブチルヒドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシア二ソール)に関しては発がん性が疑われたこともあり、「ペットフード安全法」では、その使用する量の上限を決めています。

エトキシキンは日本では飼料やペットフードとしては使用が認められていますが、人間の食品添加物としては認められていません。

ペットフードやジャーキーなどのおやつに添加剤としてよく使われているのが、着色料や発色剤です。

ドライフードに色を付けたり、肉の発色をよくして美味しそうにみせているのは犬よりは飼い主さんへのアピールの為でしょう。

ワンちゃんは人間ほど色を識別できないのですから、ワンちゃんにとっては全く意味のないことです。

添加剤のうち、甘味料や着色料、保存料、増粘安定剤、酸化防止剤などについては、パッケージに表示する時にその用途名も併記しなければならないことになっています。

自分のワンちゃんの健康のために少しでも安心で安全なドッグフードを選ぶには、購入する前に原材料や添加物の表示をしっかり見る必要がありますね。
 

ドッグフードに入っている添加物の愛犬への影響を解説

市販のドライタイプのドッグフードは、一般に開封後は1ヵ月ぐらいで食べきるのが良いとされます。

封を開けた時からどんどんフードの酸化がはじまり、劣化していきます。

しかもドライタイプのドッグフードの保存は通常常温です。

酸化した食品は本来のおいしさが損なわれるばかりでなく、匂いも悪くなってワンちゃんの食いつきも悪くなります。

酸化したフードを与え続ければ、嘔吐や下痢などの症状を起こすことがあり、健康を損ねることにもなります。

このためにドライタイプのドッグフードには、酸化を抑制する酸化防止剤が加えられています。

酸化防止剤のBHTとBHAについては、無害といえる量を探し出すための動物実験でラットにがんの発生が見られたことなどから、ペットフードに使うことに反対する声もあります。エトキシキンについては大変強い抗酸作用を持つ酸化剤ですが、過去にアレルギー反応や皮膚病、異常行動、がんなどの発症に関係しているようだという見解が発表されて、基準値の見直しが行われました。

おやつやウエットフードにも使用されているので、ひとつひとつは少ない量でも基準値をオーバーして摂取してしまうかもしれません。

これらの添加物は「ペットフード安全法」で使用量などに制限を設けているので極端に反応する必要はないかもしれませんが、気になるなら天然由来の物を採用しているドッグフードを選んだほうが良いでしょう。

細菌の増殖を抑えてカビや腐敗を防ぐためには、保存料や防腐剤が添加剤として使われています。

ペットフードに使われている保存料は、チーズやみそなど食品にも認可されていますが、一部の人にじんましんやアレルギー反応を示すケースが報告されています。
犬を対象とした毒性調査では影響がなかったとのことです。

その他、問題となるのは着色料や発色剤です。

着色料は動物実験の結果では摂取し続けると発がん性や肝臓や甲状腺への異常が認められたという報告があります。

また甘味料としてキシリトールがありますが、ワンちゃんにとってはたとえ少量でも血糖値の低下や呼吸困難、腎不全を招くおそれがあるものです。

万が一使用されているようなら、すぐに使用を中止するすぐに使用を中止し、病院にいく必要があります。

愛犬の健康を考えるのなら、無添加と表示されたドッグフードのほうが安全です。

使われている材料の産地から工場に運ばれて加工されるまでの間にどんな添加物が使われているのかは、パッケージには表示されません。

加工の段階で添加物を使わなければ「無添加」と表示されてしまいます。

「無添加と書いてあるから安全」と決めつけてドッグフードを選ぶのは危険です。

100%無添加のペットフードを与えたいなら、ワンちゃんの食事は毎回手作りするしかないでしょう。

それでも調理する材料には、無農薬や化学肥料を使わない素材を集めてこなければ無添加にはなりませんので、毒性の高い添加物などが入っていない無添加ドッグフードをわんちゃんに与えてあげるという形にするのがおすすめです。

ドッグフードを選ぶ際に避けるべき成分を紹介!

ドッグフードを選ぶときにどんな添加物が含まれているかを確認すると同時に、主になる原材料名を確認することはとても大切です。

原材料の欄には、使用されている肉などの食材や調味料、添加物が表記されていますが、一般に原料の使用量が多い順から表記されていきます。

表示スペースが小さい場合は、添加物以外の原材料は肉類、野菜類などの分類名で表示してもよいとされています。

その時は表示の順番が他の原材料よりも後ろになるので注意が必要です。

添加物は原材料名の表示の後ろに記載されます。

原材料名のトップに「鶏」や「ラム」など具体的な肉名が記載されていれば、使われている主な素材がすぐわかりますが、はじめに「穀類」「肉類」などばくぜんと記載されている場合は要注意です。

犬の食事に大切なのはたんぱく質で、通常は肉や魚など動物性たんぱく質がメインになります。新鮮な肉を使用すれば、当然材料に掛かる単価も高くなります。

格安のドッグフードなどは、材料費を安くするために穀類をふやして肉のエキスで匂いをつけたり、あまり質のよくない肉などを材料にしていることがありますが、そういったことが表から読み取ることができます。

そして、原材料表でよく見かけるのが「〇〇ミール」や「肉副産物」などという表示です。「ミール」とは、粉末にした状態のことを言います。

ミートミールと言えば肉を粉末状にしたものですし、コーンミールはトウモロコシの粉です。

ペットフードには、家畜など肉のうち人間の食用に使う肉以外の部分である皮や骨、内臓、脳、せき髄などをレンダリング工場といわれる処理工場で高温で熱して加圧し、粉末にしたものを原料とし用いることがあります。

これがミールです。原材料をミール状にすれば、水分がないので痛みにくく、輸送にも便利なので非常に低価格で売買されます。

そして今ネットで何かと話題になっているのが「4Dミート」です。この4つのDとは、アメリカの食肉のランクのことで
 ・Dead(死んだ動物の肉)
 ・Dying(死にかけの動物の肉)
 ・Diseased(病気の動物の肉)
 ・Disabled(障害のある動物の肉)
を使用した肉のことです。

日本にもこうしたレンダリング工場がありますが、ミールにする原材料の収集や製造、輸送方法に厳しい規制が課せられており、また製造においても国の定める基準を満たさない事業者には製造の認可を下ろしていません。

また「ペットフード安全法」により、国産・輸入品のどちらにも原材料の表示が義務付けられています。

こうしてできたミールは、実際には栄養豊富なペットフードの材料でもあります。

しかし、加工前の原材料への添加物などに関しては表示の義務がないため、ペットフードの材料として購入した4Dミートを「○○ミール」と表記して使っているのではないかという疑惑が広がっています。

とくに格安ドッグフードにはかなり利用されている可能性が強いといわれていますが、現時点ではそれによる健康被害は報告されていません。

ドッグフードの添加物まとめ

かつてワンちゃんの食事は、人間の食事の残り物を与えていた時代もありました。

現在、犬を飼っているほとんどの方が、ペットショップやドラッグストアなどで自分のワンちゃんのためにドッグフードを購入しています。

飼い主さんは、自分では食べ物を選ぶことができないワンちゃんのために、多種多様なドッグフードのなかから自分のワンちゃんに合ったフードを選び、与えなければなりません。

ドッグフードのパッケージに「オーガニック」「ナチュラル」「無添加」などと表示されていると、素材の安全性にこだわっているような印象をうけ、無意識に安心なドッグフードというイメージを持ちます。

また「ヒューマングレード」「プレミアムドッグフード」とうたわれていると、素材にこだわったワンランク上のフードのような気もしてきます。

毎日食べるドッグフードはワンちゃんの健康の基本です。そのためには、パッケージの表にかかれているうたい文句を見て決めるだけでなく、裏の成分表や原材料の表示をよく見て着色料など不必要な添加物が含まれていないか、原材料のトップにはちゃんと鶏肉や豚肉など主材料名が表記されているかなどの確認が必要です。

ドッグフードのパッケージに記載されている成分や原材料の表示には、知っておくべき情報が沢山つまっています。

当社で販売している「Wantimeフレッシュドッグフード」は原材料にこだわり、栄養バランスにこだわり無添加で安心のドッグフードですのでぜひお試しください。

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