犬の栄養Date 2023.06.01
犬はいちじくを食べても大丈夫??いちじくは食べちゃダメ!!
- #栄養
この記事では、犬がいちじくを食べても大丈夫かどうかを解説します。
いちじくが犬にとってなぜ危険か、どのような成分が含まれているのか、そして犬がいちじくを食べてしまった場合の対処法についても詳しく説明しています。
飼い主の皆さんの不安を解消し、愛犬との安全な生活をサポートするためにぜひご一読ください。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬がいちじくを食べても大丈夫!?
いちじくは犬にとって危険な食品であり、食べさせるべきではありません。いちじくに含まれる成分が犬にとって有害であるため、避けることが重要です。人間にとっては健康に良いいちじくですが、犬にとっては有害なのです。
この記事では、いちじくが犬にとってなぜ危険であるのか、詳しく解説していきます。
犬はなぜいちじくはなぜ食べられない?
いちじくは、一般的に人間にとっては栄養豊富なフルーツですが、犬には適さない理由がいくつかあります。
まず、いちじくにはフィシンとソラレンという成分が含まれており、これらが犬にとって有害です。
特にフィシンは、犬の体内で解毒されにくく、摂取量によっては中毒症状を引き起こす可能性があります。
また、ソラレンは光毒性を持ち、犬の皮膚や眼に刺激を与えることがあります。
中毒やアレルギーを引き起こさないためにもフィシンとソラレンについての知識を身につけましょう!
フィシン
フィシンは、いちじくの実や葉に含まれる成分で、抗酸化作用や抗炎症作用があることから、人間にとっては健康に良い効果があるとされています。
しかし、犬にとっては毒なのです。
犬の体内ではフィシンが解毒されにくく、摂取すると急性または慢性的な中毒症状を引き起こす可能性があります。
犬がフィシンを摂取した場合、嘔吐や下痢、腹痛、けいれん、過呼吸、心臓や腎臓への影響が報告されています。
重症化すると、臓器障害や昏睡状態、死に至ることもあるため、犬には絶対に与えないよう注意が必要です。
ソラレン
ソラレンは、いちじくに含まれる光毒性物質であり、特に皮膚や眼に対して刺激を与えることが知られています。
犬がソラレンを摂取した場合、皮膚の炎症やかゆみ、水泡、赤み、腫れなどの皮膚症状が現れることがあります。また、眼に対しても光毒性作用があり、角膜炎や結膜炎、失明などのリスクがあります。
ソラレンの影響は、犬が日光にさらされることで悪化することがあるため、いちじくを食べさせた後は特に注意が必要です。
犬にとって、フィシンとソラレンはいずれも有害であるため、いちじくは与えないようにしましょう。万が一、犬がいちじくを食べてしまった場合は、速やかに獣医師の診断を受けることが重要です。
いちじくを食べてしまったらどうしたらいい?
犬にいちごを与える際には、いくつかの注意点を押さえておくことが大切です。ここでは、いちごの与え方に関する3つのポイントをご紹介します。
すぐに病院に行く!
いちじくを食べた犬が具合が悪くなる前に、できるだけ早く獣医師の診断を受けることが大切です。
フィシンやソラレンによる中毒症状やアレルギー反応は、時間とともに悪化することがあります。
早期に対処すれば、症状を軽減させることが可能です。
症状がまだ現れていない場合でも、少量でもいちじくを食べたことが分かったらすぐに病院に連れて行きましょう。
食べた日時と摂取量を把握する
獣医師に状況を正確に伝えるために、犬がいちじくを食べた日時と摂取量を把握しておくことが重要です。
具体的な摂取量が分からない場合でも、おおよその量や食べた時間帯を記録しておきましょう。
これにより、獣医師は状況に応じた適切な治療法を選択することができます。
食べかけのものをとっておく
犬が食べたいちじくが手元に残っている場合は、それを獣医師に見せることが役立ちます。
これにより、獣医師は摂取したいちじくの種類や状態を確認でき、適切な診断や治療につながります。食べかけのいちじくがない場合でも、できる限り詳しい情報を提供するようにしましょう。
いちじくを食べてしまった犬の対処法は、病院への速やかな連絡や搬送、日時と摂取量の把握、食べかけのいちじくを獣医師に見せることがポイントです。
これらの対応を迅速かつ適切に行うことで、愛犬の回復につながります。
まとめ
犬がいちじくを食べることは避けるべきです。
いちじくに含まれるフィシンやソラレンは犬に有害であり、中毒症状やアレルギー反応を引き起こす可能性があります。
また、糖分の消化に問題を抱える犬や、いちじくの種子が消化管に詰まるリスクも考慮する必要があります。
万が一、犬がいちじくを食べてしまった場合は、速やかに病院に連れて行くことが重要です。
その際、日時と摂取量を把握し、食べかけのいちじくを獣医師に見せることで、適切な治療が行われます。
飼い主の皆さんは、愛犬の健康を守るためにも、いちじくを与えないように注意しましょう。
今後も犬の適切な食事や環境を整えることで、安全で快適な共同生活を築いていきましょう。
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