犬の暮らしDate 2023.05.25
犬の外耳炎は予防できる!?外耳炎の予防方法を徹底解説!!
- #病気
外耳炎は犬にとって一般的で辛い病気ですが、適切な予防と対処で改善が見込めます。
この記事では、外耳炎の原因や主な症状、予防方法について詳しく解説します。
愛犬の健康を守るために、ぜひお読みいただき、外耳炎と上手に付き合っていきましょう。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の外耳炎の主な症状
外耳炎は犬にとって非常に不快な状態で、様々な症状が現れます。
まず最も一般的なのが、耳を痒がる様子や頻繁に掻く行動です。
犬が耳を触ることが増えたり、突然激しく掻いたりする場合、外耳炎が疑われます。
また、耳垢の量が増えたり、膿が出てくることも外耳炎の典型的な症状です。
これらは耳の感染や炎症が進行していることを示しています。
さらに、耳内が赤く腫れていたり、触ると熱を持っているように感じることもあります。
これも外耳炎のサインですので、注意が必要です。
そして、耳から異臭がする場合も外耳炎の兆候です。
耳内の細菌や酵母が増えることで、不快な臭いが発生することがあります。
最後に、犬が頭を何度も振る様子が見られることも外耳炎を疑うべきです。
これは耳内の違和感や痛みを和らげようとしているサインです。
以上の症状が見られた場合は、早めの対処が大切です。
犬の外耳炎の主な原因
外耳炎はさまざまな要因で発生し、犬の生活環境や体調にも関連しています。以下に、主な原因を5点紹介します。
アトピーやアレルギー:
アトピー性皮膚炎や食物アレルギーなどのアレルギー疾患は、耳の炎症を引き起こすことがあります。
これらの疾患が原因で犬の耳がかゆみを感じることがあり、掻くことで外耳炎が悪化します。
寄生虫(ミミヒゼンダニ)
犬の耳に寄生するダニであるミミヒゼンダニは、痒みや炎症を引き起こし、外耳炎の原因となります。
ダニの駆除が必要です。
細菌や真菌の増殖:
犬の耳内は湿気が多く、細菌や真菌が繁殖しやすい環境です。
これらの細菌や真菌が増えることで、外耳炎が引き起こされます。
異物の混入:
草の種子やゴミなどの異物が犬の耳に入ることで、刺激が加わり外耳炎が発生することがあります。
異物が原因の場合は、速やかに取り除くことが大切です。
耳掃除のしすぎ、しなさすぎ
耳掃除が不適切だと、耳内のバランスが崩れ、外耳炎が引き起こされることがあります。
過度な耳掃除は耳内の自浄作用を損ね、逆に掃除を怠ると細菌や真菌が繁殖します。適度な耳掃除が重要です。
犬の外耳炎の予防方法
外耳炎の予防方法は、犬の耳のケアと環境管理に注意を払うことが大切です。以下に、効果的な予防方法を5点紹介します。
耳を清潔に保つ:
犬の耳は湿気が多く、細菌や真菌が繁殖しやすい環境です。耳掃除を定期的に行い、耳内を清潔に保ちましょう。
ただし、やりすぎは逆効果ですので、適度な掃除が重要です。
正しい耳掃除の方法を学ぶ:
耳掃除は適切な方法で行わないと、犬の耳にダメージを与えることがあります。
獣医師や動物看護師に相談し、正しい方法を学んでから実践しましょう。
また、専用の耳掃除用品を使用することも大切です。
耳内を長時間濡れたままにしない:
水泳やシャンプー後は、犬の耳をよく拭いて乾かしましょう。
耳内が濡れたままだと、細菌や真菌が繁殖しやすくなります。
耳内の湿気を取り除くことが、外耳炎予防につながります。
ゴミや虫などの混入に注意する:
散歩後や屋外遊びの後は、犬の耳を観察し、ゴミや虫などの異物がないか確認しましょう。
異物が入ってしまった場合は、速やかに取り除くことで外耳炎のリスクを軽減できます。
通常時の耳の様子を把握しておく
犬の耳の健康状態を把握しておくことで、異変があった際にすぐに気づくことができます。
定期的に耳の色や臭い、耳垢の状態をチェックし、異常があった場合は速やかに獣医師に相談しましょう。
これらの予防方法を実践することで、愛犬の耳の健康を維持し、外耳炎のリスクを低減することができます。
愛犬の耳のケアを大切にし、快適な生活をサポートしましょう。
万が一、外耳炎が発症してしまった場合も、早期発見・早期治療が大切です。
症状が軽いうちに獣医師に相談し、適切な治療を受けることで、愛犬の苦痛を最小限に抑えることができます。
最後に、愛犬のアレルギーやアトピー性皮膚炎などの原因疾患が外耳炎を引き起こしている場合は、その疾患に対する治療やケアも重要です。
獣医師と密に連携し、愛犬の全身的な健康状態をサポートすることが、耳の健康を維持するためにも役立ちます。
愛犬の耳のケアは、飼い主さんの継続的な努力が求められる部分ですが、その努力が愛犬の快適な生活に繋がります。
予防方法を実践し、外耳炎と上手に付き合いながら、愛犬との楽しい日々を過ごしましょう。
まとめ
外耳炎は身近な病気なので発症のリスクを抑えるためにも日頃からしっかりと予防する必要があります。
愛犬の普段の耳の状態を把握し少しでも異常が見られたら早めに病院を受診するようにしてくださいね!
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