犬の病気Date 2023.06.02
犬の発熱の見分け方!発熱のサインを見抜いてすぐに動物病院へ!
- #病気
わんちゃんの平熱は37.5~39.0度とされていますが風邪や感染症などが原因となり発熱することがあります。
今回はわんちゃんの発熱のサインを紹介します!
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の発熱のサイン①
「暑くないのに呼吸が荒い」わんちゃんの行動は、その体調を理解するための大切なサインです。
犬は汗腺が足裏にしかなく、人間のように汗をかいて体温を調節することはできません。
そのため、体温調節の主な方法は呼吸から体温を下げます。
暑い時にはハアハアと息をすることで体温を下げようとします。
しかし、暑くないのに呼吸が荒い場合、これは体調が優れない可能性を示しています。
これは熱中症だけでなく、心臓病や肺の問題、アレルギーやストレスなども原因となる可能性があります。
特に呼吸が速くなり続ける、息苦しそうな場合には速やかに獣医への相談が必要です。
「元気がない、ぐったりしている」これも体調が優れないサインの一つです。
急に活動量が減り、ぐったりとした様子が見られる場合、体調不良や病気が疑われます。
特に、食欲がない、水を飲まない、嘔吐や下痢がある場合は注意が必要です。
また、歩くときにふらつく、バランスを保つのが難しそうな様子も、脳や神経系の問題、筋肉や関節の問題など、さまざまな健康問題の兆候となる可能性があります。
いずれの症状も、早期発見と早期治療が重要です。異変を感じたらすぐに獣医に相談しましょう。
犬の発熱のサイン②
・食欲がない
わんちゃんが元気がなく、食欲がなくなった場合は、体調不良の可能性があります。
また、食欲が落ちると水分も摂取しにくくなるため、脱水症状になってしまうこともあります。
脱水症状が進行すると、体温が上がり、元気がなくなってしまうこともあります。
食欲がない場合は、早めに獣医師に相談して適切な処置を行うことが大切です。
・体が熱くなる
わんちゃんが元気がなく、体が熱くなった場合は、発熱の可能性があります。
発熱の原因は、様々な病気が考えられます。
例えば、感染症や炎症、腫瘍などが原因となって発熱することがあります。
体温が上がると、わんちゃんは元気がなくなり、食欲も落ちてしまうことがあります。
また、耳の付け根や足先など皮膚の薄い部分に触れると熱くなっていることがわかります。
体温が上がっている場合は、獣医師に相談して適切な処置を行うことが大切です。
すぐに動物病院に行くべき症状
呼吸が不規則に乱れている場合は、呼吸困難や酸欠などが原因で、緊急を要する場合があります。
犬が口を開けて息をしていたり、苦しそうな表情をしている場合は、すぐに獣医師に連絡し、救急対応をしてもらいましょう。
ぐったりとしていて意識が薄れている場合は、熱中症や低血糖、脳疾患などの可能性があります。
水分補給や冷却、糖分の補給をすることが必要ですが、軽い場合でも獣医師に相談することをおすすめします。
41度以上の高熱がある場合は、発熱性の疾患が疑われます。
高熱が続く場合は、熱中症や感染症、炎症性の疾患などが考えられます。
高熱は犬の体に負担をかけ、悪化する恐れがあるため、早めの診断・治療が必要です。
嘔吐や下痢、血便や血尿がある場合は、消化器系のトラブルや腎臓疾患、肝臓疾患などが考えられます。
このような症状が続く場合は、脱水症状や栄養失調になる恐れがあるため、早期の治療が必要です。
けいれんが起きている場合は、脳神経系の疾患や低血糖、熱中症などが考えられます。
けいれんは、犬の意識や呼吸にも影響を与えるため、即座に獣医師の診断を受ける必要があります。
ちょっとでも心配があれば、早めの受診を!
発熱は身体が異常を検知しているサインのひとつです。
人間の場合でも、熱が出た時は早めに病院で検査を受けることが一般的ですが、わんちゃんも同じように、早期の受診が重要です。
特に、呼吸が不規則になっていたり、ぐったりしているなどの症状が見られる場合は、急いで病院に連れて行く必要があります。
また、高熱が続いたり、嘔吐や下痢、血便、血尿がある場合も、早めの受診が必要です。
ただし、緊急性が低い場合は、病院に行く前に獣医師に相談することもできます。
また、病院に行く前の応急処置として、脇や太ももを冷やすことで、体温を下げることができます。
冷やしすぎに注意し、温度調節にも気を配ってあげましょう。
早期の受診により、適切な治療を受けることで、わんちゃんの病気を早期に治療することができ、回復につながります。
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