犬の病気Date 2023.06.12
愛犬の咳が止まらない!咳の原因と対処方法を徹底解説!
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愛犬の咳が止まらないとお悩みの飼い主さん必見です。
この記事では、犬が咳をする主な原因から具体的な対処法までを詳しく解説します。風邪、アレルギー、心臓病などさまざまな可能性がある咳の原因を知り、適切な対応を取ることで、愛犬の苦痛を軽減しましょう。
愛犬の健康維持に役立つ情報満載の記事です。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の咳の原因①生理的な咳
愛犬が咳をする原因は多岐にわたりますが、その中でも一番一般的なのが生理的な理由です。
まず、水や食べ物を誤嚥(間違えて気管に入れてしまうこと)した場合、犬は咳をすることでそれらを排出しようとします。
これは体が自然に反応し、異物を排除しようとする一時的な現象で、大抵の場合は咳もすぐに収まります。
また、環境的な要素も咳の一因となり得ます。
例えば、ホコリや冷気が気管を刺激すると、犬はこれらを取り除くために咳をします。
これらも一時的なもので、刺激源が取り除かれれば咳も自然と止まることが多いです。
しかし、咳が長引く場合や頻繁に発生する場合は、これら生理的な要素以外の病気が隠れている可能性も考えられます。
そのため、異常を感じた場合は早めに獣医師の診断を受けることをお勧めします。
犬の咳の原因②ケンネルコフ
犬の咳の原因として、感染症であるケンネルコフも考えられます。
ケンネルコフは、いわゆる犬の風邪とも言われ、主な症状として乾いた咳や発熱が挙げられます。
軽症の場合、症状は1〜10日程度で自然に回復しますが、悪化すると厄介な症状が追加されます。
膿のような鼻水やくしゃみ、高熱などが現れ、咳が長引くこともあります。
そのため、予防が非常に重要です。
ケンネルコフには混合ワクチンが効果的であり、定期的な接種によって感染のリスクを減らすことができます。
愛犬の健康を守るためにも、ワクチン接種のスケジュールをしっかりと守りましょう。
健康管理は日頃からの注意とケアが大切です。
犬の咳の原因③気管虚脱
犬の咳の一因として、気管虚脱という病状もあります。
これは呼吸の際に気管が変形し、潰れてしまう病気で、特に小型犬に多く見られます。
気管虚脱の症状は、ガチョウの鳴き声のような特徴的な咳が主で、これは気管が狭まり、空気の通り道が狭くなることで起こります。
この咳は特に興奮や運動後、または飲食後に起こりやすい傾向があります。
病状が重症化すると、呼吸困難を引き起こしたり、酸素供給が不足して皮膚や粘膜が青紫色になるチアノーゼを起こす可能性があります。
これらは深刻な症状であり、急性に症状が進行すると生命に影響を及ぼすこともあります。
そのため、ガチョウの鳴き声のような咳を繰り返す場合や、呼吸に問題を感じる場合は、早急に獣医師に相談しましょう。
犬の咳の原因④フィラリア
犬の咳の原因として、フィラリアの感染も考慮しなければなりません。
フィラリアは寄生虫で、感染すると心臓や血管に悪影響を及ぼし、重症化すると命に関わる場合もあります。
フィラリア感染の初期症状としては、運動時の軽い咳や肺活量の低下などが見られます。
これは、フィラリアが肺の血管や心臓に寄生し、血流の阻害を引き起こすためです。
病状が進行すると、咳が慢性的になり、呼吸困難やチアノーゼ(皮膚や粘膜の青紫色)などの深刻な症状が現れます。
これは、心肺機能が著しく損なわれ、全身への酸素供給が十分に行えなくなるためです。
フィラリアは予防薬によって感染を防ぐことができます。
定期的な投薬により、愛犬をこの危険な病気から守りましょう。
また、定期的なフィラリアの検査も重要です。症状が出る前に早期発見、早期治療が最善の対策です。
犬の咳の原因⑤肺炎
犬の咳の原因として、肺炎も考慮する必要があります。
肺炎は、肺組織の炎症を指し、その原因は様々ですが、感染性肺炎や誤嚥性肺炎が特に多く見られます。
感染性肺炎は、細菌、ウイルス、真菌などが肺組織に感染し、炎症を引き起こすものです。
一方、誤嚥性肺炎は、食物や液体などが誤って気管へ入り、肺に達することで引き起こされます。
これらはいずれも咳、呼吸困難、元気がないなどの症状を引き起こします。
特に注意が必要なのは、若い成犬と高齢犬が肺炎になりやすいという点です。
これは、若い犬は免疫系が未熟で、高齢犬は免疫力が低下しているため、感染症に対する抵抗力が低いからです。
犬が咳をしていて、元気がない、食欲がない、体温が高いなどの症状がある場合は、速やかに獣医師の診断を受けることをおすすめします。早期発見・早期治療が肺炎の予後を左右します。
犬の咳の原因⑥心臓病(肺水腫)
犬の咳が止まらない場合、その原因の一つとして心臓病の可能性も考慮する必要があります。
特に、心臓病が進行し肺水腫を引き起こすと、咳が主な症状として現れます。
心臓病が進行すると、心臓の大きさが増すことがあります。その結果、拡大した心臓が隣接する気管を圧迫し、刺激を与えることがあります。これが、咳の一因となるのです。
さらに、心臓病が悪化すると心臓のポンプ機能が低下し、体内の血液がうまく循環しなくなります。
その結果、肺に血液が滞留し、その中の水分が周囲の組織に漏れ出してしまうことがあります。
これが肺水腫で、この状態では肺が正常に酸素を取り込むことができず、呼吸困難や咳などの症状が出ます。
心臓病は初期段階では症状が出にくく、咳が出始めた時にはすでに病状が進行していることが多いです。
そのため、愛犬が咳を続けている場合は、早めに獣医師の診断を受けることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
愛犬の咳は珍しく、大きな病気が広んでいる可能性もあります。
不安になった際はすぐに動物病院に行きましょう!
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