犬の病気Date 2023.06.26

犬の水頭症とは?見分け方と症状や原因を徹底解説!

  • #病気

この記事では、犬の水頭症について詳しく解説します。
水頭症の原因から、具体的な症状、そして見分け方まで、一挙にご紹介します。

愛犬が元気に過ごすために必要な知識とともに、どのような状況で病院を訪れるべきか、その判断基準も理解できます。
犬の健康管理に役立つ情報が満載ですので、ぜひご一読ください。

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

犬の水頭症とは

水頭症とは、犬の脳内で発生する特定の状態を指します。
この状態は、脳室と呼ばれる脳の空間内にある脳脊髄液が過剰に溜まり、結果として脳自体が圧迫されてしまうものです。
この病気は、生まれつきの先天性と、何らかの原因で後から発症する後天性の二種類が存在しますが、主に見られるのは先天性の水頭症です。

水頭症による症状は、どの部分の脳が圧迫されているかにより変わります。

犬の水頭症の原因

水頭症の原因はさまざまで、その起源は先天性と後天性に大別されます。
先天性水頭症は、遺伝性疾患によるものが多く見られます。
これは親から子へ遺伝する疾患で、特定の遺伝子の異常により発症します。

また、出生前のウイルス感染や胎児の発育不全も原因となり得ます。
母親が妊娠中に感染したウイルスが胎児に影響を与えたり、何らかの理由で胎児の発育が阻害された結果、水頭症を発症する場合があります。

一方、後天性水頭症は、生後に起きた問題から発生します。
例えば、頭部の外傷や脳炎を引き起こすウイルス感染、脳内出血などが挙げられます。
これらの状況は、脳やその周辺の組織に損傷を与え、脳脊髄液の正常な流れを妨げることで、水頭症を引き起こします。

また、脳脊髄液の生成や吸収のバランスが崩れた場合も、水頭症を発症する可能性があります。

大脳辺縁系が圧迫される水頭症の症状

犬の水頭症で大脳辺縁系が圧迫されると、意外と知られていない振る舞いの変化が見られることがあります。

そこには、性行動の変化が含まれています。
普段より攻撃的になったり、痙攣発作を起こしたりする犬は、大脳辺縁系の圧迫による影響を受けている可能性があります。
また、これまで覚えていたことを忘れる、学習能力が低下するといった症状も見られます。
さらに、強迫神経症のような行動を繰り返す子もいるでしょう。

これらの変化が見られたら、水頭症の可能性を考慮し、すぐに獣医に相談しましょう。

視床下部が圧迫される水頭症の症状

水頭症で視床下部が圧迫されると、犬の身体動作に異常が現れることがあります。
特に運動系統に影響が出て、歩き方がおかしいと感じることがあります。

例えば、普段と違う歩き方をする、いつもより足を引きずる、または転倒することが増えるなどです。

さらに、立ち上がるのが難しくなる子もいます。
いつもと違う動きや歩き方に気づいたら、水頭症の可能性も考えて、動物病院に連絡しましょう。

状況を早めに把握し、適切な対策を講じることが大切です。

水頭症は見た目でわかるかも

水頭症は見た目で判断することも可能です。
例えば、犬の頭部が通常よりも膨らんでいたり、目が突出していたりすると、それは水頭症の兆候かもしれません。
特に、目が外側の下方向を向いている子は要注意です。

さらに、頭のてっぺんを触ったときに、明らかな穴(これを泉門と呼びます)が感じられる場合もあります。
これらの症状が見られたら、早めの医療機関への連絡を心掛けましょう。

まとめ

チワワなど、特定の犬種は水頭症になりやすいと言われています。
頭がちょっと大きい、目が突出しているなど、見た目にも現れるのですぐに動物病院に相談しましょう!

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