犬の暮らしDate 2023.07.16
犬の肛門腺の絞り方を紹介!注意点など徹底解説します
- #暮らし
わんちゃんの肛門の両脇にある肛門腺には分泌物が溜まる肛門嚢があり定期的に絞ってお手入れをしないと炎症を起こしてしまう場合があります。
今回は肛門腺絞りのやり方やコツや注意点などを解説します!
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の肛門腺の絞り方
犬の肛門腺の絞り方について説明します。
まず、やさしく犬の尻尾を持ち上げ、右斜め下と左斜め下に親指と人差し指を置きます。
この位置は、肛門腺が存在する一般的な位置を示しています。
次に、分泌物を摘み出すようなイメージで、肛門腺をゆっくりと絞っていきます。
この時、力加減に注意しながら行うことが重要です。
犬に痛みを感じさせないように、ゆっくりと優しく絞ることが大切です。
また、手ににおいがつかないようにするためには、手袋をはめたり、ガーゼを使用すると良いでしょう。
ガーゼは、絞った際に出る分泌物をキャッチするためにも役立ちます。
分泌物には強いにおいがありますので、これらの対策をとることで、においの問題を防ぐことが可能です。
肛門腺の絞り方は、初めての方や不慣れな方は専門家に任せることもお勧めします。
獣医師やプロのトリマーなどが、適切な方法で肛門腺を絞ることができます。
また、絞り方を習いたい場合も、まずは専門家に相談することが最善の策です。
肛門腺を絞るときの注意点
犬の肛門腺を絞る際には、以下の点に注意が必要です。
まず、絞る頻度についてです。
頻度が高すぎると肛門腺に負担をかけ、逆に問題を引き起こす可能性があります。
一般的には、月に1回程度が適切な頻度とされています。
ただし、個々の犬の状態により、その必要性は変わることがあるため、観察しながら適切なタイミングを見極めることが重要です。
次に、何度も絞ることについてです。
犬の肛門腺はデリケートな部位であり、何度も絞ると肛門腺を傷つける可能性があります。
したがって、なるべく1回で絞り切ることを目指しましょう。
絞りきれなかった場合も、無理に何度も絞るのではなく、一定の時間を置いてから再度試すか、専門家に依頼することをおすすめします。
そして、爪を立てないことも重要な注意点です。
爪を立てると肛門腺やその周囲の組織を傷つけ、炎症を引き起こす可能性があります。
そのため、指の腹を使ってやさしく絞ることが大切です。
また、手袋やガーゼを使用する際も、指先の爪が出ないように注意して使用してください。
肛門腺を絞るタイミング
肛門腺絞りを行う最適なタイミングについてお話しします。
肛門腺から出る分泌物は特有の強いにおいを持ち、絞り作業中には必ずと言って良いほどわんちゃんの肛門周辺に付着します。
また、強く絞ると分泌物が飛び散ることもあります。これらの理由から、絞った後すぐに分泌物を洗い流すことが推奨されています。
そのため、シャンプー前に肛門腺絞りを行うのが最適とされています。
シャンプーと肛門腺絞りをセットで行うことで、絞りによって付着した分泌物をすぐに洗い流すことができ、わんちゃんの肛門周辺を清潔に保つことが可能です。
また、シャンプーを行うことで分泌物のにおいも同時に除去できます。
このように、肛門腺絞りとシャンプーをセットで行うことは、わんちゃんの衛生管理にも寄与し、快適な生活環境を維持するために重要なポイントとなります。
まとめ
わんちゃんの肛門まわりは非常にデリケートです。
正しくできない場合は逆にトラブルに繋がってしまうこともあるので動物病院やトリミングサロンで定期的にやってもらったり愛犬に合ったやり方を教わるようにして下さいね!
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