犬の暮らしDate 2023.07.26
犬の睡眠時間が長い!犬の睡眠時間が人間よりも多い理由を解説します!
- #暮らし
寝ている姿をよく見かけるわんちゃん。
あまりにも寝ている姿ばかり見ていると寝過ぎかな?と心配になることもありますよね。
しかしわんちゃんにも一定の生活リズムがあるので睡眠時間が足りないと寝不足になってしまいます。
今回はわんちゃんの睡眠に関して解説します!
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の平均睡眠時間
成犬の平均睡眠時間は一日約10〜11時間ですが、これは最低限の休息時間であり、理想的な睡眠時間は12〜15時間とも言われています。
様々な活動により消耗したエネルギーを補うためには、この程度の休息が必要となるのです。
一方、パピー期のわんちゃんは、その成長と活発な行動により大量のエネルギーを消費します。
そのため、彼らの平均睡眠時間は一日約18〜19時間と、大人の犬よりもずっと長い時間を寝て過ごします。
この長い睡眠時間は、体力の回復と成長を支えるために不可欠です。
そしてシニア期の犬たちは、歳を重ねるにつれて必要とする睡眠時間が増えていきます。
その結果、彼らは1日の大部分を横になって過ごすようになります。
これは、体力の衰えと共に休息がより必要となるためです。
だからと言って、適度な運動は必要なので、愛犬の健康管理には十分注意しましょう。
犬の睡眠時間が長い理由
わんちゃんの睡眠時間が人間よりも長い理由にはいくつかの要素があります。
一つ目は、野生で生活していた頃の名残としての生活リズムが影響しています。
かつて野生時代の犬は夜行性で、昼夜を問わず活動していました。
その生活パターンが、人間と共生するようになった現在でも残っていると考えられます。
そのため、昼間でもよく眠る傾向が見られます。
また、もう一つの大きな要素として、わんちゃんの睡眠がほとんどがレム睡眠(浅い眠り)であることが挙げられます。
レム睡眠は脳が活動しやすい状態で、人間の場合、全睡眠時間の約20〜25%を占めます。
しかし、犬の場合、全睡眠時間の約80%がレム睡眠と言われています。
この浅い眠りが長時間続くため、犬は人間よりも長い時間を睡眠に費やすのです。
犬が睡眠不足になったら
わんちゃんが睡眠不足になると、その影響は身体的、精神的に大きなストレスとなり、深刻な結果を引き起こします。
睡眠は生命維持のために不可欠な要素であり、その不足は健康に対する大きな脅威となります。
肉体的な問題だけでなく、精神的なストレスも大きく、これが積み重なることでわんちゃんの寿命を縮める可能性があります。
そのため、飼い主としてはわんちゃんの快眠をサポートすることが大切です。
まずは、わんちゃんが安心して眠れる環境を整えることが重要です。
適切な寝床を確保し、温度管理に気を配りましょう。
また、適度な運動は睡眠の質を高め、睡眠時間を確保するのに役立ちます。
そして何よりも、わんちゃんが眠っているときには無理に起こさないことが大切です。
これらの対策を講じることで、わんちゃんの健康維持に貢献することができます。
まとめ
人と比べると睡眠時間の長いわんちゃんですが実際、それだけの睡眠時間が必要なので決して寝過ぎというわけではありません。
むしろ寝不足になってしまう方がわんちゃんにとって負担になるので
よく眠る姿を目撃しても過度な心配は必要ないでしょう。
愛犬がゆっくりと休める環境を整えてあげてくださいね!
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