犬の暮らしDate 2021.06.24
犬にとって散歩とは?適切な時間や回数は?歩かない理由や対処法も併せて解説!
- #犬の気持ち
- #信頼関係
最近は「室内飼いの犬に散歩は必要ない」という話を聞くことがあります。一方で、散歩は必須だという声も多くあります。
現代に暮らす人とわんちゃんにとって、散歩とはどういったものなのでしょうか?
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年。
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
散歩が必要とされている理由①
運動不足の解消
室内犬が陥りがちなのが、運動不足による肥満です。
肥満状態は足腰や心臓などに負担をかけ、短命の原因になるとされています。
そうならないために適度に体を動かし、体重をコントロールする必要があります。
外での運動は家の中での運動と違いアスファルトや芝や土など踏む地面の感触も違うので、坂や階段など傾斜も加わり様々な刺激が体に与えられます。
散歩が必要とされている理由②
気分転換・ストレス解消
定期的な外出により、犬の気分をリフレッシュさせる効果が期待できます。
散歩は気分転換の役割が非常に大きいと言われています。
私達人間にはスマホやテレビがありますが、それでも室内に居続けられるのには限界があるはずです。
それは犬も同様で、ずっと室内にこもっていてはストレスを抱える原因になります。
散歩が必要とされている理由③
コミュニケーション・社会性を身に着ける
犬は元々群れで生活する動物なので、他の犬と一緒に遊ぶことを好みます。
またお散歩の途中に出会うほかの犬や人との出会いは、犬を精神的に成長させるきっかけになるとされています。
家族以外の人に慣れさせておけば病院やトリミングサロン、ドッグランといった施設を利用する際も困らないので、積極的にコミュニケーションを取るようにしましょう。
室内犬の散歩の目安
犬種、年齢によって必要な運動量は異なります。
一般的に体のサイズが大きくなればなるほど、多くの散歩時間が必要です。
サイズ別の散歩量の目安を見てみましょう。
小型犬…1日1、2回 30分前後
小型犬は大きな犬と比べて散歩時間が短く済みます。
中型・大型犬…1日1、2回 60分前後
中型・大型犬は、小型犬よりも活発で運動能力の高い場合がほとんどです。
人の1日は犬の5日くらいの長さと言われています。1日散歩に行かないということは、5日間家に居続けたのと同じ。週に1度しか散歩に行かないということは、どういうことになるでしょう・・・。
室内犬の散歩の注意点
・地面の温度で肉球を傷める場合がある
犬は肉球丸出しで歩くことになる為、知らず知らずのうちに肉球を傷めてしまうことがあります。
特に真夏の日中や真冬の雪の上や路面の凍結時には注意が必要です。
・害虫を室内に持ち込んでしまう可能性がある
害虫だけでなく、細菌や病原体を運び込んでしまうケースもあります。
危険な場所には立ち寄らない、犬を近づけない、といった配慮が必要です。
犬がなかなか歩かない原因と対処法
仔犬や保護犬など、お散歩デビューの子にとって外の世界は初めてのことだらけです。
すれ違う人や犬、車や自転車などの生活音、初めて踏む地面などを怖いと感じることもあります。
道端で愛犬が立ち止まってしまっても無理やり引っ張ったりせず、外の世界にゆっくりと慣らすことから始めましょう。
最初は無理に自分の足で歩かなくても、外の刺激を感じさせるだけで大丈夫です。
抱っこやカートで近所を歩き、外に対する恐怖心を和らげることから始めましょう。
敏感な子の場合は人や車の通りが少ない場所を探したり、あえて散歩のルートを決めず様々な場所を歩いてみて愛犬が歩きやすい道を徐々に増やしていきましょう。
まとめ
犬にとって散歩はデメリットよりもメリットの方が大きいと言えます。
悪天候や体調が悪いなどよほどの理由がない限り、出来る限り毎日散歩に行くことがベストでしょう。
また何よりも「楽しい」ことが大切です。
楽しい散歩を通して幸せな生活が送れますように!
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