犬の栄養Date 2021.09.12
ドッグフードの正しいふやかし方とは?適正な水の温度やお湯の量も解説!
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乳歯が生え揃う生後3ヶ月頃までが適正とされている給餌方法であるフードのふやかし。
療養中で食欲が落ちている犬や、噛む力が弱ったシニア犬の食事としても役立ちます。
そんなドッグフードのふやかし方の適切な水の温度や、ふやかす事のメリット、でメリット等を確認していきましょう。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
ドッグフードの正しいふやかし方は2通り?
ドッグフードのふやかし方は主に2通りあります。
1つ目は、ぬるま湯でふやかす方法。
2つ目は、電子レンジでふやかす方法です。
どちらも正しいふやかし方や、注意点があるので、それぞれ紹介していきたいと思います。
ドッグフードをぬるいお湯でふやかす方法について
適正な水の温度はどれくらいか?
お湯を一旦沸騰させてから30~40℃まで冷まし、「ぬるま湯」と言える温度が適正です。熱すぎると火傷の危険があります。冷たすぎると下痢等の心配があります。
適正なお湯の量はどれくらいか?
1回分の量のドッグフードを器に入れ、しっかり浸るまで(浮いて泳ぐ程度)ぬるま湯を注ぎましょう。ひたひたになるぐらいという認識で大丈夫かと思います。
適正なお湯の浸し時間は?
外側が軽くふやけてればOKというのであれば5分放置くらい。
子犬ぐらいであれば10分ぐらい。指で押すと軽く潰れる程度。
完全なペーストに近い状態にするのは15分以上浸しましょう。
ドッグフードをレンジで温めてふやかす方法について
1回分の量のドッグフードを器に盛ります。この時に必ず耐熱容器を使用するようにして下さい。
「水」をドッグフードがひたひたになるくらいまで注ぎ耐熱いラップをし電子レンジのい入れます。
お使いの電子レンジにもよりますが、500Wで20秒を目安としてください。
※慣れないうちは熱くなりすぎないように少しずつ温めてください。
ドッグフードをふやかすメリットとは?
・香りが強くなるので食欲を刺激できる。
・歯や噛む力が弱い犬でも食べやすい。
・水分も補給できる。
・消化吸収しやすい(胃腸に負担がかかりにくい)。
・ウェットフードだけを与えるよりも経済的。
ドッグフードをふやかすデメリットや注意点とは?
・ふやかすのに時間と手間がかかる。
・歯に残りやすい。
・冷たい水は使わない
・ふやかした際のぬるま湯も一緒に与える
・作り置きはしない
老犬用のドッグフードはふやかすべきか?
7 歳を超えると老犬(シニア犬)と呼ばれるようになり、運動量が減ってきたり、足腰が弱くなってきたりと目に見える老化現象が始まってきます。
それに伴い食欲も成犬の時期とは変化し、今までの食いつきが無く、心配になる事も多いと思います。
メリットで紹介したように、ドッグフードをふやかすと、そんな心配事を解消できる要素は多くあると思います。是非試してみたください。
ドックフードをふやかした時の保存方法について
デメリットや注意点でも紹介した通り、ふやかしたドッグフードの保存は衛生的にも、栄養的にもお勧めできません。
必ずその都度使いきりにしてください。その時少し残ったものを後ほど与えるということもない方が良いと思います。
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