犬の暮らしDate 2021.09.12

ピットブルを飼っている芸能人はいるの?事故例や値段・お迎え方法も解説!

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あまり一般的ではない犬種の「ピットブル」ですが、ファンの多い犬種として知られています。

皆さんはピットブルに関して、どのくらい知っているでしょうか?

飼育や繁殖が禁止されていたピットブル。

人間とわんちゃんが過ごしてきた歴史を垣間見ながら、現在はどのように愛されているかをご紹介します。

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

ピットブルとはどんな犬なのか?

「ピットブル」は力強いイメージが強いせいか、大型の犬種と思われていますが、体はそんなに大きくなく、中型犬に分類されます。

また「ピットブル」は、もともと「スタッフォードシャー・ブル・テリア」という犬種と、「ブルドック」を交配させて生まれた闘犬です。

現在、日本で飼われているほとんどの正式名称は「アメリカン・ピット・ブル・テリア」といいます。

犬同士を戦わせる「闘犬」として改良された犬なので、優れた身体能力や突発的な攻撃性、それから高い闘争心を持ち合わせており、日本の横綱「土佐犬」をも凌ぐ闘犬界の最強の犬種として人気を集めました。

1835年にイギリス政府は闘犬を廃止し、同時にケンネルクラブ英国に登録されました。
その後、1920年頃には完全に闘犬を卒業したとされています。

現在、英国では「スタッフォードシャー・ブル・テリア」が常にトップ5に入るほど人気の犬種で、日本でも毎年登録数が伸びています。

ピットブルを飼っている芸能人はいるのか?

ピットブルとは近縁となる「スタッフォードシャー・ブル・テリア」を飼っているのは、「哀川翔さん」や「ベッキーさん」が挙げられます。

また、歴史上の著名人ですと、発明家の「トーマスエジソン」やアメリカの「セオドア・ルーズベルト元大統領」、「ヘレン・ケラー」などがピットブルを飼っていたとされています。

 

ピットブルを飼った人の事故例について


ネット上でピットブルの事故例を調べると、目も当てられないよう事例がたくさん出てきます。

ピットブルは、その性質から世界で1番人を襲う犬種として有名ですが、その事故のほとんどの原因は人間側にあると思います。

飼い主に危険が迫れば、その対象に飛びつく習性や、様々なトリガーを誘発してしまい、事故に繋がることが多いからです。


それでは、いくつか例をあげてみましょう。

泥棒に入ろうとした犯罪者を噛み殺してしまった。
主人や家族に手荒な真似をした人を噛んでしまった。
アメリカンピットブルテリアという犬種を軽視していた人の行動にスイッチが入った。
暴力で言うことを聞かせようとした飼い主に噛み付いた。



これらは、ピットブルが持ちうる「頑固さ」「我慢強さ」「粘り強さ」、そして「ずば抜けた忠誠心」を理解せずに、誤ったしつけや、訓練をしてしまった場合かと思います。

愛情を持って、徹底的に理解してコントロールすれば、危険な犬にレッテルを貼られずに済んだ。

そういった意味では、歴史を振り返っても、本当の被害者はピットブルなのかもしれません。

ピットブルは飼っても本当に大丈夫なのか?

繁殖や飼育を条例で禁止している国もある一方、セラピー犬としても非常に人気の高いピットブル

現在は、闘犬としての血筋が直接的にある犬はなく、飼い主との距離はかなり縮めやすい犬種かと思います。

とはいえ、アメリカンピットブルテリアという犬種をよく理解しないまま飼うのは、多くの専門家がやめた方がいいと言っています。

どの犬にも辿ってきた歴史や、性格の傾向、その犬種に合った飼い方があります。興味のある方はじっくりと「アメリカンピットブルテリア」について学んでから、お迎えするのがオススメです。

ピットブルの値段はどれくらい?

平均的な目安としては、10〜20万円ぐらいが相場と言えます

その後のワクチンや、畜犬登録、去勢、避妊手術などは飼い主の任意ですが、一般的に犬を飼おうとする値段と大きく差はないと思います。

そして問題は、「価格」よりも迎える方法かと思います。

ピットブルはここまで述べさせて頂いた通り、初心者向けの犬種ではありません。

そのため、「一見さんでペットショップに行って購入できる」という流れはほとんど無いと思います。

価格としてのハードルよりも、入手するハードルの方が高く、飼育経験が豊富であるという実績がそもそも必要です。

ピットブルをどうしても飼いたい!オススメの迎え方は?

様々な条件が課せられるピットブルのお迎えですが、「どこでどのようにお迎えできるのか?」っと気になっている方は多いでしょう。

では、どのようにお迎えできるのかと言いますと、多くは「里親募集サイトやブリーダーの販売経由」になるかと思います。


ただ、やはり知識や経験が乏しい場合には、あまりおすすめはできません。

ピットブルの性格をよく理解しているトレーナー」や、「飼育経験豊富なブリーダー」、「譲渡審査をし、しっかりと相談できる保護団体」から探してみるのがいいと思います。

ピットブルという闘犬のまとめ

今では根強い多くのファンが定着する「ピットブル」ですが、事故事例が報告されているのも事実です。

ですがそれは、愛犬としではなく、闘犬として扱ってきた人間の身勝手な歴史と、間違ったしつけ等から生まれるものです。

人間の子供と同じように正しくしつけする必要もあれば、共に時間を過ごし、様々な感情を共有し、共感し合いながら過ごすことも必要なことでしょう。

そしてその繋がりは、他の犬種よりも強く感じられることだと思います。


このことは、飼育犬として現在いるいかなる犬種にも言えることかもしれませんが、

自分の都合の為に存在させるのではなく、同じ時代を共に生きて共存していけば、愛犬とのかけがいのない時間を築けるのではないでしょうか。

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