犬の豆知識Date 2021.10.20
トイプードルのブラウン色は珍しいのか?毛色による性格や特徴について!
- #豆知識
フワフワの毛並みと愛くるしい瞳で人気のトイプードル。
最近よく見かける、今日本で一番人気の犬種です。
そんなトイプードルにも他の犬同様、何種類か異なる毛色があります。
トイプードルのイメージとしては「茶色の犬」というイメージが強い犬種ですが、その茶色の中でも、何種類かに分類されています。
「レッド」、「アプリコット」、「クリーム」、そして「ブラウン」の4種類です。
また、茶色のイメージが先行している犬種ですが、それ以外の毛色ブラックやホワイト、グレーのトイプードルも存在します。
今回は、ブラウンの希少性や性格、そして他の毛色の性格や特徴をお話ししていきます。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
トイプードルのブラウン色は本当に珍しいのか?
「ブラウン」がこれほどまでに数が少ない要因として考えられるのは、交配が難しいということが考えられます。
トイプードルは本来ブラウン、ブラック、ホワイトの3種類でしたが、これらの毛色を掛け合わせることで、レッド、アプリコットと呼ばれる毛色の種類が生まれ種類が豊富になりました。
ブラウンは元祖の色でありながら、毛色ごとの交配適正を調べたところ、レッド、アプリコットなど、他の毛色の犬種間で適正が確認される種類は4種類前後、それに対してブラウンは1種類と少なく、ブラウンという毛色が生まれてくる可能性の低さがわかります。
トイプードルの毛色の種類について!
トイプードルは前述したように、もともとはブラック、ホワイト、ブラウンの3色が基本的な毛色でしたが、交配や犬種改良を経て、今では毛色が多彩な犬種になりました。
アプリコットやクリーム、シルバーと呼ばれる毛色も、その歴史の中で生み出されてきたものです。
ここでは、トイプードルの毛色の種類について話していきます。
ブラック
昔ながらの基本色の一つで毛色、爪、瞳のすべてが艶のある濃い黒の見た目が特徴です。
ホワイト
ブラック同様昔ながらの基本色の一つですが、その純白を維持するには日々のケア、体調管理が大切です。
ブラウン
こちらも昔ながらの基本色の一つで「タン」とも呼ばれます。トイプードルのカッティングデザイン人気№1のテディベアカットが似合う毛色ということもあり、人気の高い毛色の系統色です。
シルバー
白よりの灰色で、白に近くなることで白銀の様に光を反射し、ウェーブしている毛質と、相まってきれいなグラデーションが出来ます。
レッド
ブラウンと比較すると、やや赤みがかった毛色ですが、真っ赤なわけではありません。ブラウン系の毛色ですが、発色の良さが特徴です。
アプリコット
ブラウンと比較するとやや橙色よりで、「アプリコット」の由来は杏子(あんず)色です。暗めの毛色の場合、ブラウンと見分けがつけにくい場合もあります。
クリーム
ホワイトに淡い黄色みがかかった毛色で、その名の通りカスタードクリームのような色合いです。
カフェオレ
ブラウンを薄くしたような毛色が特徴で、トイプードルの可愛らしさが引き立つカラーです。
シルバーベージュ
目、目縁、鼻、舌は赤褐色をしていて、瞳はトビ色、黒色、褐色という特徴があります。
ブルー
実際に青いわけではなく、ブラックに近い色合いです。成犬時に偶発することがあるため、希少性は高い色合いです。
グレー
名前の通りブラックとホワイトの混合種で、シルバーよりはややブラックよりの毛色です。
国内における犬種規定を定めているJKC(ジャパンケネルクラブ)は、以上の11種をトイプードルの色として定めています。
この他にも、グレースケールをベースとしたグレー・シルバー・シルバーグレー・と呼ばれるものや、様々な毛色を間色させたカフェオレ・ベージュ・シャンパンなど、トイプードルの毛色の種類は豊富にあります。
トイプードルの性格は毛色によって変わるのか?
今では様々な毛色を持つ犬種となったトイプードルですが、毛色によって性格が変わるのかお話していきます。
まず、トイプードルという犬種の基本的な性格ですが、「賢くて活発」というのが代表としてあげられます。
それに加えて、毛色により性質が異なる傾向があります。
運動能力や社交性、毛質、協調性などが毛色の違いと共に現れる特徴があります。
JKCが定める11種の性格をじっくり見定めていきましょう。
トイプードルの性格と特徴を毛色ごとに解説!
ここからは、トイプードルの毛色ごとの性格と特徴ついて解説していきます!
ブラック
飼い主に従順で忠犬と呼べる性格です。
運動能力が高く被毛も丈夫なため、お手入れがしやすいという特徴があります。
飼い主に懐きやすい反面、人見知りなところもありますので、子犬期に家族との関係を構築しておくことが大切です。
ホワイト
とても社交性が高いので、他の犬と良好な関係を築くのに長けています。
感情がまっすぐなので、比較的コミュニケーションは取りやいですが、気が強いのに甘えん坊といったツンデレなところもあります。
ブラウン
人見知りなところがあり協調性に欠けるところがありますが、一度覚えたことをしっかり記憶している賢い面もあります。
マイペースでヤキモキすることもありますが、根気強くしつけをすることで、アナタだけを飼い主として認める忠犬になります。
シルバー
「独立心の強いタイプ」と「温厚で協調性のあるタイプ」の2つに分かれることがあります。
頑固な性格ですが、信頼関係をうまく築くことで一途に慕ってくれます。
レッド
とにかく元気で明るい性格で、人懐っこく天真爛漫な姿を見せてくれます。
しかしその半面、自己主張が強い面もあるので、しつけは時間をかけて行っていく必要があります。
アプリコット
やんちゃでお転婆(わんぱく)な性格で、協調性に欠ける部分があります。
しかし、中には繊細で神経質なタイプも多く存在します。基本的には明るい性格です。
クリーム
甘えん坊で、飼い主に甘えてやまない性格で、それがゆえにわがままなところが特徴です。
元気いっぱいで素直なところも、クリームの特徴といえます。
カフェオレ
マイペースで陽気な性格です。
社交性も高く、ヒト、犬問わず相手のことを好きになる性質の子が多いです。
シルバーベージュ
基本的に明るい性格ですが、神経質な部分もあります。
いつもと違う環境に少し違和感を覚えることもあります。
ブルー
他の毛色と比べるとおとなしくノーマルな性格で、飼い犬としては比較的扱いやすい性質です。
グレー
「温厚で甘えん坊なタイプ」と「警戒心が強いタイプ」に分かれます。
警戒心が強い場合は、協調性に欠ける部分もありますが、番犬肌な性質が備わっています。
これらの性格、性質はあくまでも傾向としてお話しました。
子犬期の迎え入れるタイミングや成長環境、しつけなどによるところもあるので、傾向を理解したうえで、アナタ好みのトイプードルを迎える参考にしてもらえると幸いです。
トイプードルの毛色が変わると性格も変わりやすい?
トイプードルも他の犬同様、成長に応じて脱色、いわゆる色変わりが生じます。
毛色によって分かれている性質、性格のような生まれ持ったものは基本的に変わりませんが、犬も人間同様「反抗期」や「思春期」といった年齢があります。
その時その時で、飼い主に対する態度が変わるかもしれませんが、トープードルの基本性格や生まれ持った毛色による性質は大きく変わることはありません。
勿論、大きな環境変化や愛情不足など犬にとって、ストレスにならない状況を維持することが大前提になりますので、犬を飼ううえで心がけたいことになってきます。
トイプードルのブラウンまとめ
今回は「トイプードルのブラウン色」について書いてみました。
ブラウン色の特徴をまとめてみますと…
・トイプードルの販売頭数は全体の0.5%とかなり希少
・テーマカラーの元祖ということもあり愛くるしく可愛い
・人見知りで賢い、いうなれば自分だけを愛してくれる超愛犬になる
といったことになります。
トイプードル本来の明るく、賢く、社交的な性格に加え、愛くるしい見た目の毛色。
そして、人見知りだからこそ、飼い主によく懐く性質、中々目にすることはありませんが、見かけた際には責任もって飼いたくなる犬種です。
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