犬の豆知識Date 2021.10.22
トイプードルの最高寿命は何歳?ギネス記録や長生きの秘訣を紹介!
- #豆知識
クルンとした巻き毛が愛らしく、人気犬種ランキングでも常にトップのトイプードル。
賢く、社交的で、犬を飼うのが初めての方も選びやすい犬種です。
テディベアカットやアフロカットなど、幅広いカットが楽しめることでも人気です。
愛犬も大切な家族の一員、できるだけ長く一緒の時を過ごしたいと思いますよね。
私たち飼い主が、愛犬を元気に長生きさせるために、何かできることはあるのでしょうか?
これからトイプードルを迎える方も、現在一緒に暮らしている方も、トイプードルの寿命や病気を知り、愛犬とのこれからの生活を考えていきましょう。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
トイプードルの平均的な寿命は何歳なのか?
小型犬の平均寿命は12~15歳と言われていますが、トイプードルという犬種で見ると、平均寿命は13歳~16歳と言われています。
犬は人よりも早く歳をとります。
小型犬は子犬の時に歳をとるスピードが速く、半年で人の9歳くらい、1歳では15歳くらいになります。
そこから一年に約5歳ずつ歳をとり、成長するにつれて、歳をとるスピードは遅くなっていきます。
「平均寿命が13歳なんて若すぎる」っと思うかもしれませんが、人間の年齢で言えば「68歳」くらいになります。
今まで通りの動きができず、ケガが増えたり、内臓系の見えない病気が増えたりする年齢です。
16歳ですと、人間の年齢で80歳くらいになるので、このあたりの年齢まで元気に過ごせると幸せですね。
トイプードルの最高寿命は何歳?ギネス記録は?
気になるトイプードルの最高寿命は、「20歳298日」なんですよね。
人間の100歳と同じくらいと考えると、とっても長生きですね。
平均寿命以上に、元気でいてほしいのはもちろんですが、最高寿命も更新するくらい、いつまでも元気でいてほしいですね。
ちなみに、ギネスに登録されているわんちゃんの最高齢は「29歳5カ月」と、犬の平均寿命を大きく上回っています。
「オーストラリアン・キャトル・ドッグ」という種類の犬で、牧羊犬として長く働いていたそうです。
人もわんちゃんも、何かやりがいをもって生活をしていると、健康で長生きしやすいのかもしれません。
トイプードルもギネス登録されている犬種のように、人とともに仕事をしてきた犬種です。
仕事をさせるのは難しいので、代わりにおもちゃを持ってこさせたり、頭を使う遊びをしたりすることで、愛犬にやりがいのある生活を与えることができるのではないでしょうか。
トイプードルは長生きしやすい犬種?
大型犬よりも小型犬の方が、平均寿命は長い傾向にあります。
小型犬の人気犬種では「ダックスフンド」、「パピヨン」などが長生きしやすいですが、その中でも「トイプードル」は、体が丈夫で特に長生きしやすい犬種です。
重篤な遺伝子疾患が少なく、若いころに病気になるリスクはそこまで高くありません。
しかし、骨が細く、ジャンプをしがちなトイプードルは、関節を痛めてしまったり、骨折してしまったりすることが多いです。
思うように歩けないことは、活発なトイプードルにとって、大きなストレスになってしまいますので、注意するといいでしょう。
適度な運動と整った食生活、ストレスを少なくするなど、基本的なことに気を付けるだけでも、一緒に過ごせる時間は長くなりそうです。
トイプードルが長生きするための秘訣を解説!
一般的に小型犬は、「7歳からシニア期」、「11歳から高齢期」に入ります。
トイプードルの特徴的なふわふわとした巻き毛は、他の犬種に比べると毛質の変化がわかりにくく、歳をとったことを感じにくいですが、少しずつ加齢による変化が現れてきます。
普段通りの生活をしていても、若いころに比べるとケガや病気をしやすくなってきます。
長生きしやすい犬種のトイプードルですが、さらに一緒にいる時間を増やすために、私たち飼い主は何に気を付けるべきなのでしょうか?
〇食生活
人も同じですが、健康の基本は「食事」です。
バランスの取れたフードを選ぶことで、丈夫で健康な体を作ることができます。
ビタミン、ミネラルなど摂取したい栄養素はたくさんありますが、一番は「質の良いたんぱく質」を含んだ食事です。
たんぱく質は筋肉や内臓、血液など体を作る元にもなる必要不可欠な栄養です。
トイプードルのふわふわの毛並みを維持するためにも、欠かせない栄養素ですので、積極的に摂取しましょう。
また、骨が細い犬種でもあるので、「カルシウム」も意識して摂取すると、骨折のリスクを減らせます。
食事から予防できる病気や疾患も多いので、毎日与えるフードには気を使いたいですね。
私たちが食事しているとき、愛犬が欲しがると、可愛くてついついあげてしまいそうになりますが、そこはグッとこらえてください。
人が食べるものは塩分が多く、体調を崩してしまいます。
どうしてもあげたい場合は、茹でただけのサツマイモやブロッコリーのような、犬が食べても問題ないお野菜を少量あげましょう。
〇体重管理
どの犬種でもいえることですが、「肥満」は愛犬の寿命を縮めます。
糖尿病や免疫力の低下、循環器や呼吸器に負担もかかり、さまざまな慢性疾患や病気を患うリスクが高まります。
また、トイプードルは体格が小さく、体を支える足の関節に負担がかかりやすいので、標準体重以上だと膝蓋骨脱臼などの関節疾患のリスクも高まります。
運動神経抜群で、ジャンプしたり、遊んだりすることが大好きな犬種ですので、元気に走れなくなるのはかわいそうですよね。
犬自身で体重管理は出来ません。
飼い主が責任をもって体重管理をしてあげましょう。
〇適度な運動とストレス発散
トイプードルは、活発で運動神経がいいので、普段からお散歩や遊びでしっかりと運動させることが大切です。
小型犬は、「家で遊ばせておけばお散歩しなくてもいい」っというイメージを持っている方もいるかもしれませんが、それは間違いです。
室内犬がリフレッシュできるのが、「お散歩の時間」です。
お外に行けば、土や芝を歩き肉球に様々な刺激を受けます。
たくさん歩くことで、筋肉や体力がつきますし、クンクン匂いをかぐことで、たくさんの情報を取り入れ、脳を活性化させます。
健康で若々しくいるために、お散歩に行っていろいろな経験をさせてあげるといいでしょう。
〇定期的な健康診断
病気にならないことが一番ですが、なかなか難しいですよね。
毎日一緒に過ごしていても、異変や初期症状に気付かないことは多いです。
しかし、定期的に健康診断に行くことで、病気の早期発見、早期治療につながり、飼い主さんも安心して日々を過ごすことができます。
特に「シニア期」に入ったら、病気のリスクは高くなります。
もし何か病気が見つかったとき、健康な時のデータがあると、治療プランが立てやすい場合もあるので、今後のためにも、一年に一度を目安に定期的に健康診断に行くことをおすすめします。
トイプードルの寿命とギネス記録まとめ
ペットフードの質の向上や、医療の発達により、年々ペットの寿命は長くなっています。
小型犬の中でも、比較的長生きしやすい犬種のトイプードルですが、私たち飼い主が生活環境を整えることで、さらに一緒にいられる時間を増やすことができます。
歳をとってから健康に気を使うのではなく、若く元気なうちからバランスのいい食事を摂り、適度な運動をさせて、丈夫な体を作りましょう。
そして、愛犬の年齢や体調の変化に合わせて、生活環境を見直していくことで、愛犬の健康寿命は延びていきます。
トイプードルの最高齢、全犬種でのギネス記録を目指したいですね。
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