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最近は小型犬を飼っている人が多く、大型犬よりも小型犬を多く見かけます。

その中でも、トイプードルはとても人気の高い犬種ですね。

可愛らしいクリクリの巻き毛はトイプードルの特徴でもありますが、大変なのが日頃のお手入れ。

今回は、特に耳の毛に注目してみました。

PROFILE

Ripo

WanTime編集部｜りほ

ペット歴２５年
保護犬ボランティアをしながら、３匹の愛犬と暮らす。

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トイプードルの耳の毛が伸びるまで平均してどれくらいかかるか？

人間の髪が伸びる速さは、１ヶ月に約１センチと言われています。

犬も同じで、１ヶ月に伸びるのは約１センチほどです。

ただ、人間も髪が伸びるスピードが他の人より速く見える人と、そうでない人がいるように、同じトイプードルであっても伸びる速さには、個体差があるようです。

おおよその目安として、「１ヶ月１センチ」と覚えておくといいでしょう。

トイプードルの耳の毛を伸ばし続けるとどんな感じになる？

腰くらいの長さまで髪を伸ばしている女性がいますが、トイプードルも耳の毛を伸ばし続けると、何十センチにも伸びるものなのでしょうか。

コーテッドとカーリータイプ

トイプードルは、「コーテッド」と「カーリータイプ」の２種類の毛質に分かれます。

「コーテッド」は、巻き毛というより縄のような緩いウェーブであり、「カーリー」は、私たちがよく見る、いわゆる「巻き毛」です。

子犬の頃は毛が柔らかく、成長とともに毛量も増え、巻きが強くなることもあります。


トイプードルは、お手入れをしないと延々と毛が伸び続けます。

シングルコートなので抜け毛は少ないのですが、この巻き毛ゆえに、人間のように抜け毛が落ちにくく絡まりやすくなっています。

ブラッシングなど日頃のお手入れをしっかりして、定期的にトリミングに通い、良い状態を保つことができるのであれば、耳の毛をロングヘアーのように伸ばすことも可能です。

毛玉や皮膚トラブル

先ほどお話したように、トイプードルはその巻き毛の特徴ゆえ、毛が伸びれば伸びるほど、絡まりやすくなります。

絡まって毛玉ができると、その毛玉に新たな毛が巻き込まれて、毛玉がどんどん大きくなってしまいます。


毛玉ができた状態のまま毛を伸ばし続けると、毛が引っ張られて痛みが出ます。

さらに、汚れが溜まり通気性が悪くなることから、菌が繁殖して皮膚炎を起こすこともあります。

散歩の時にダニが入り込みやすくなるなど、皮膚のトラブルにつながるため注意が必要です。


耳の裏は、特に毛玉になりやすい場所です。

ふわふわしたきれいな耳の毛を維持するためには、毎日のブラッシングや定期的なトリミングが欠かせないのです。

耳の毛は多少カットした方が良いのか？

毛玉や皮膚のトラブルを防ぐためにも、多少カットした方がよいでしょう。

トイプードルは、耳の中にもたくさんの毛が生えています。

耳の中に水が入りにくいように、ゴミなどの異物の侵入を防ぐ役目ももっています。

しかし、毛が多すぎると、手入れも行き届かず、蒸れた状態が続くことでトラブルも増えてしまいます。

お手入れしにくいほど毛が多い場合は、定期的に次のような処理をしておきましょう。

①カットする

人間の眉毛用のハサミが、小さくておすすめです。
先が尖っていない丸いものを選びましょう。

耳は繊細な場所です。
犬が不快に感じて暴れると、ハサミで耳を傷つける恐れがあます。

自信のない時は、トリマーさんにお任せする方が安心です。

②抜く

ピンセットや鉗子を使います。
先端に滑り止めが付いているものもあります。

カットの場合と同じく、抜く時も嫌がるようであれば、耳を傷つけないためにも、プロにお願いするのが良いでしょう。

トイプードルのおすすめロングスタイルとは？

いろいろなカットスタイルを選べることは、トイプードルの飼い主にとって、大きな楽しみの１つです。

ここでは、ロングスタイルをいくつかご紹介します。

コンチネンタル・クリップ

いわゆる「プードルカット」と呼ばれるスタイルです。
「ドッグショーに出場する際のカット」と聞くとわかりやすいでしょう。

元々、水場で回収犬として働いていたプードル。
体温調節に重要な心臓、頭、関節部分の毛を残して、泳ぐのに邪魔な毛を刈ったスタイルです。

耳の毛も長く残します。

トイプードルではあまり見かけませんが、「セレブの雰囲気を出したい」、「大胆なカットにしたい」という時には、思い切って挑戦してみても良いかもしれませんね。

毛を刈る部分の皮膚が紫外線によってダメージを受けないよう、暑い時期は避けましょう。

マイアミカット

コンチネンタル・クリップほど刈り込まず、足先としっぽにふわふわした毛を残すスタイルです。

耳の毛を含め、残す毛の程度もまちまちなので、長め、短めなどのリクエストにも応えてもらえるでしょう。

トイプードルのかわいらしさを生かせるスタイルでもあります。

アフロカット

トイプードルの飼い主に人気のカットスタイルです。

頭の毛を長めに残して丸くボリュームをもたせます。
耳の毛の長さも、頭のボリュームに合わせてきれいな円形にします。

トイプードルの巻き毛をうまく利用することで、きれいなアフロカットが出来上がります。

インパクトがあり、個性的になること間違いありません。

同じアフロカットでも、それぞれの毛質や毛量によって出来上がりに違いが出てくるため、オリジナルのアフロカットが実現できるのではないでしょうか。

モヒカン

人間のモヒカンと同じく、頭頂部の毛を立たせるカットです。
オスのトイプードルをもつ飼い主に人気です。

「女の子と間違えられないため」に挑戦することもあるようです。

耳の毛の長さも短めから長め、いろいろなアレンジがあります。

毛がたつように、いつも手でクセをつける手間はありますが、頭の毛量が多ければ、気軽に挑戦でき、見る人に元気な印象を与えます。

ラムクリップ（ラム＆ケネルクリップ）

トイプードル定番のスタイルの１つです。

コンチネンタル・クリップ、マイアミカットと違って、頭やしっぽ・足先以外の部分もふんわりと毛を残すカットスタイルです。耳も長めに残します。

羊のように見えることから、この名前が付きました。

パジャマダッチクリップ

顔だけ短く刈り込み、体全体は毛を長く残すスタイルです。
腰回りを一周短く刈り込むのが特徴です。

テディベアカット

テディベアをイメージした、頭の毛を残す定番のスタイルです。
顔周りや耳の毛の長さのアレンジも豊富なので、いろいろなバリエーションが楽しめます。

ピーナッツカット

テディベアカットに近く、口元にさらにボリュームをもたせたスタイルです。
正面から見るとピーナッツの形に似ていることから、この名前が付きました。

ブーツカット

足の毛を長めに残し、ブーツを履いているように見えるスタイルです。
足が長くみえる効果もあります。

顔周りは「アフロ」、足先は「ブーツカット」というように、組み合わせによって印象が変わるので、楽しめるアレンジも自在です。

トイプードルの耳の毛まとめ

いろいろなカットスタイルを見てきましたが、トイプードルの耳の毛は長めに残すことも多く、やはり日頃のお手入れが欠かせません。

散歩中に下を向いて匂いを嗅いだり、ご飯を食べる時に耳の毛に汚れがついたりすることもよくあります。

耳の毛に付いた草やゴミなどを取り除き、汚れを拭くことはもちろん、毎日のブラッシング、定期的なトリミングが必要です。

トイプードルは垂れ耳であることから、外耳炎など耳のトラブルを起こしやすいことがわかっています。
定期的にイヤークリーナーを使って耳掃除もしてあげましょう。

日頃から飼い主がお手入れすることによって、防げるトラブルも多いものです。

是非愛犬の健康に気を配り、トイプードルならではのスタイルを楽しんでみて下さい。