犬の豆知識Date 2021.11.01
トイプードルは冬を暖房なしで過ごせる?寒さ対策は必須?
- #豆知識
ふわふわでモコモコな見た目のトイプードルは、抜け毛も少なく飼いやすいと、大人気の犬種ですよね。
触ると柔らかい巻き毛がふわふわと包み込んでくれます。
そんな一見暖かそうなトイプードルが、実はとても寒がりなのはご存じでしたか?
共に暮らす中で不自由なく過ごしてほしいので、「トイプードルの毛のことや、どんな対策があるのか、またその注意点」などについてご紹介していきたいと思います。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
トイプードルは寒がり?それとも暑がり?
わんちゃんの被毛には「シングルコート」と「ダブルコート」の二種類が存在しており、くるくるとした巻き毛が特徴のトイプードルは、「シングルコート」と言われる被毛のタイプに属しています。
わんちゃんには上毛と下毛と呼ばれる毛があり、上毛は主に皮膚の保護の役割、下毛は保温や保湿が主な役割です。
これらの毛のうち、上毛だけを持つわんちゃんが「シングルコート」、上毛と下毛どちらも持つわんちゃんが「ダブルコート」と言われます。
保温性に優れた下毛を持つダブルコートの犬種(柴犬、チワワ、ゴールデンレトリバーなど)に比べると、皮膚を保護する役割の上毛しか持たないトイプードルは寒さに弱いのです。
日本の冬は気温が低いので、特に注意が必要になります。
トイプードルは冬を暖房なしで過ごせるのか?
前述したように、トイプードルは寒さに弱いので、冬は室内気温が10℃を下回らないようにした方が良いです。理想は20℃前後と言われています。
秋口までは暖房は必要ないかもしれませんが、冬には活用した方が良さそうですね。
わんちゃんは寒いと体温が低下し感染症にかかるリスクがあがったり、持病を持っている子は悪化したりしてしまいます。
ブルブルと震えながら縮こまっていたり、水の摂取量が減ったりしてくると「寒い」のサインの可能性があるので、暖房や洋服の用意をしてあげましょう。
トイプードルにオススメの寒さ対策とは?
トイプードルには、どんな方法で寒さを対策していけば良いかをまとめてみました。
トイプードルの年齢や個体差によって、合う合わないがあると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。
エアコン
今は家にエアコンがついているお宅は多いのではないでしょうか。
家全体の空気を温めてくれるので、人間もわんちゃんも快適に暮らすことができます。
ヒーターやストーブ
ファンヒーターや電気ストーブ、石油ストーブなど様々ありますが、冬だけ出してきて使っている方もいます。
ペットがいる場所だけを主に温めてくれるので、寝たきりの犬や、人間にはまだ暑い日などに活躍してくれます。
ペットヒーター
床に敷いて使うタイプのヒーターで、場所を取らないので使いやすいです。
わんちゃんの寝床に敷いて、夜の寒さから守ってあげられます。
さらに毛布を掛けてあげると、居心地がよくそこから出てこなくなるかもしれません。
服を着せる
お散歩や出かける際は、服を着せてあげるだけでも寒さは全然違います。
今はとても可愛い服がたくさんあるので、わんちゃんのオシャレだけではなく、寒さ対策も一緒にできると一石二鳥ですね。
被毛が濡れていないようにする
お散歩から帰ってきた時に、雪や雨で体が濡れていると体温を奪われます。
冬は特に冷たくなりやすいので、濡れていたら完全に乾くまで乾かしてあげましょう。
トイプードルに暖房器具を利用する使い方と注意点
暖房器具を買っても、お留守番させている時や、寝ている時などに事故が起きないか、心配になってしまうこともあると思います。
そのため、暖房器具を使う際の設定温度や注意点についてまとめてみました。
エアコンの使い方と注意点
エアコンの設定温度は、わんちゃんが一番快適に感じる20℃前後が良いでしょう。
また、エアコンは一番使いやすいので、ついついつけっぱなしにしてしまうことがありますが、一番乾燥しやすいので、同時に加湿器も用意してあげましょう。
わんちゃんも人間同様、乾燥していると粘膜まで乾き、風邪などを引きやすくなってしまいます。
バスタオルを濡らして干しておくだけでも、乾燥対策になるのでオススメです。
ヒーターやストーブの使い方と注意点
ヒーターやストーブは熱風が瞬時に出てくるので、温度調整に注意します。
部屋の温度計が20℃に達していなくても、風が当たっている場所は熱くなっている可能性があるので、定期的に自分の手で確認しましょう。
また、ヒーターやストーブは、遊びに夢中になって誤って倒してしまったり、近づきすぎて毛が燃えてしまったりすることがあるので、お留守番をさせている時は避けた方が良いかもしれません。
わんちゃんが近づけないように、ヒーターやストーブを柵で囲ってあげるのも良いです。
ペットヒーターの使い方と注意点
ペットヒーターはそのまま触れ続けていると、低温やけどを負ってしまう可能性がありますので、必ずペットヒーターの上にクッションなどを乗せて使うようにしましょう。
また、潜り込んで出てこなくなってしまう場合は、見ていると可愛いですが、定期的に離してあげてください。
それから、就寝時に使う際には設定温度を低めにし、知らない間に低温やけどにならないようにしましょう。
トイプードルの寒さ対策まとめ
さて今回は、「トイプードルは冬に暖房なしでも過ごせるのか?その寒さ対策方法」についてご紹介してきました。
可愛いトイプードルには、ぬくぬくと安心して生活してもらいたいですよね!
ぜひこちらの記事を参考にして、楽しい冬を一緒に過ごしてみてください。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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