犬の食べ物Date 2021.12.08
ドッグフードの食いつきが悪い原因って?愛犬が食べないときの対策を解説!
- #ドッグフード
最近、飼っているわんちゃんのドッグフードへの食いつきが悪くなって困っているという飼い主さんも多くいるのではないでしょうか。
せっかく、高くて栄養価の高いものを買ってきたのに食べてくれない、今までは食べてくれていたのに急に食べなくなったなど色々な状況があるかと思います。
そこには、同じものばかりあげていて飽きてしまっていたり、お腹の調子が悪いなど色々な原因がありますが、ここではそういった食いつきが悪くなっている原因やその対処法などについてご紹介していきたいと思います。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
ドッグフードの食いつきが悪い原因4選
①飽きてしまっている!
わんちゃんも人間と同じように好みがあります。
肉類が多く含まれているドッグフードを好むわんちゃんもいれば、魚介類を好むわんちゃんもいます。
そのため、毎回同じドッグフードを食べているとその味に飽きてしまう場合もあるようです。
今まで、凄く食いつきが良かったものでも急に食べてくれなくなる場合もあるので、注意する必要があります。
また、違うドッグフードを買ってきても同じような成分を多く含むものであれば、味も似通ってしまうので食べてくれないといったこともあります。
そんな時にはドッグフードに記載してある成分表を確認してみて、違う成分を多く含むものやわんちゃんがいつも好んでいるおやつの成分が入っているものを選んでみると改善可能性があります。
②ドッグフードが身体に合っていない!
わんちゃんによっては、特定の食材でアレルギー症状を起こしてしまう場合があります。
そういった場合は食いつきはもちろんですが、皮膚炎や嘔吐、下痢などの症状が発症してしまうので、気をつけてあげる必要があります。
例えアレルギー症状が出ていなくても、ドッグフードが身体に合っていない場合は消化不良を起こしてしまい、食欲自体が減少してしまう場合もあるので、わんちゃんの食いつきと合わせて健康状態もチェックしてあげるようにしましょう。
病院などで、アレルギー検査を受けることも出来るのでお医者さんにお話を聞いてみて、その子の身体に合った食材を把握しておくといいでしょう。
③環境の変化
季節の変わり目で暑くなってきた時は、急にご飯を食べなくなることもあります。
わんちゃんも人間と同じように暑くなると食欲がなくなってしまうこともあるので、過ごしやすい環境を作ってあげるなどの対応をする必要があります。
夏の暑い時期は水分が不足してしまう危険性もあるため、こまめに水分を取らせるようにするほか、食事でも水分を取れるように工夫するといいでしょう。
熱中症予防にもなりますし、味付けや食べやすさを感じれば食いつきも向上する可能性があります。
そのほかにも、少しの変化でもストレスを感じてしまう子もいるので注意が必要です。
新しい食器に変えたりや周囲がうるさかったりすると気が散って食べてくれなくなることもあるので、なるべく食事の時は安心して食べれる環境を整えてあげるようにしましょう。
④運動不足
日頃からきちんと散歩や一緒に遊ぶ時間をとってあげないと、わんちゃんはストレスを感じます。
そういったストレスから食欲が落ちてしまうこともあるので注意しましょう。
遊んだり、散歩する時間が短いと体を動かしていないのでそもそもお腹が空かないといったことも考えられるので、適度な運動をさせてあげるようにしましょう。
ドッグフードの食いつきが悪く食べないときの対処法5選
①飼い主さんの手からあげてみる!
非常に簡単な方法ですが、飼い主さんの手からあげてみるのも効果的です。
飼い主さんから直接あげることで安心するので、食べてくれることがあります。
またシニア犬の場合は、食べる器が下の方にあると、首を傾けて食べるのが億劫になってしまう子もいるので、そういった場合も最初は手で食べさせてあげて食欲を掻き立ててあげるようにするといいでしょう。
同じような理由で、器の位置を高くしてあげて食べやすい状態を作ってあげると少しづつ食べ始めてくれる場合もあるので、試してみてください。
②違う食材のドッグフードに変えてみる!
わんちゃんが、ドッグフードに飽きている場合も多いので違う成分を含んだものと変えてあげるのもいいかもしれません。
肉類から魚介類に変えたり、ドライフードである市販のドッグフードから水分を多く含む手作りのドッグフードへ変えてみたりと色々な変化をつけてあげるとわんちゃんも飽きることなく、楽しくご飯を食べてくれるようになる可能性が高いです。
また、既存のドッグフードでもトッピングを加えてみると食いつきに変化があります。
鶏肉が好きなわんちゃんであれば、ささみなどをほぐしてドッグフードに入れてあげると食いつきが良くなる場合があります。
私自身もわんちゃんを飼っていたのですが、ささみを入れてあげると食いつきが良くなって飽きていたドッグフードと一緒に食べてくれるようになった経験があります。
③健康的な食材を取り入れてみる!
上でも書いた通り、ドッグフードが身体に合っていない影響で消化不良を起こしている場合もあります。
そういった場合には健康的な食材や消化にいいものをあげてみると改善する可能性があります。
市販のドッグフードだと加工しているため新鮮な食材を摂取することが出来ないですが、トッピングや手作りをすることでより健康的な食材を取ることが出来ます。
また、市販のものでも健康を意識した商品なども販売しているので試してみてもいいかもしれません。
市販のドッグフードはドライフードと言われていることもあり、消化機能が弱いわんちゃんだと消化が難しい場合もあるので、そういった時も水分を多く含む手作りのものや水分を多く含むフレッシュドッグフードなどはおすすめです。
④運動をたくさんさせてあげる!
ストレスを感じさせないで、健康的にお腹を空かせるには運動は必要不可欠です。
わんちゃんは大好きな飼い主さんと一緒に運動することで、ストレスを溜め込むことはありませんし、自然とお腹が空くので食いつきも良くなります。
ご飯の量が増えない場合であれば、お散歩などにおやつなどを持参して動き回った後にあげてみてもいいかもしれません。
⑤食事環境を整えてあげる!
少しの変化でも敏感に感じ取ってしまいストレスを感じてしまうわんちゃんもいるので、安心して食べられる環境を整えてあげましょう。
暑すぎると良くないので、空調で調整してあげたりしてください。
屋外の場合はなるべく日陰で食事をあげるようにするなどの工夫をするといいでしょう。
また、食事中に邪魔されることを極端に嫌うわんちゃんもいるので、食事をあげる際は必ずケージの中であげて、大きな音や視界に動くものを入れないなどの配慮をしてあげるといいです。
常日頃から飼い主さんとご飯を一緒に食べている場合は、飼い主さんのご飯に興味が向いてしまって自分の食事に集中できないこともあるので、時間をずらしたり、わんちゃんの視界に飼い主さん食事が入らないようにするといいかもしれません。
わんちゃんの食いつきがいいドッグフードの特徴4選
①タンパク質を多く含むもの
わんちゃんは雑食性ですが、やっぱり肉や魚などのタンパク質を好みます。
そのため、現在あげているドッグフードよりもタンパク質を多く含むものに変えてみると食いつきが良くなる場合があります。
ただし、健康面を考慮するならドッグフードには「肉類」「肉副産物」といった表記をしているものも多くあるので、原材料や産地などに注意する必要があります。
高品質なタンパク質をあげるようにすれば健康面での効果も期待できるので、ドッグフードを選ぶ際には成分表の項目などもチェックすることをお勧めします。
②脂質を多く含むもの
わんちゃんの味覚は、人間のものほど複雑な味を見極める能力がありません。
ですがご存知の通り嗅覚は人間の何倍も優れています。
このため、脂質を多く含むものは食欲を誘うニオイを感じるため食いつきが良くなる傾向にあります。
また脂質が多いものは食感や舌触りが良くなるので、わんちゃんも好んで食べてくれます。
しかし、脂質の取りすぎは肥満や病気の原因にもなるので注意が必要です。
質の悪い脂質も身体に悪影響を及ぼす可能性が高いので、注意する必要があります。
タンパク質と同様ですが、原材料や産地が明確でないものはなるべく避けるようにしましょう。
③無添加のもの
わんちゃんの食いつきを考えるのであれば、風味やニオイが大切になります。
市販ドッグフードの多くはそういったものに配慮して作られているのですが、香料や調味料などの商品添加物を多く含む場合があります。
そういった食材は、食いつきがいい場合も多いのですが身体に負担をかけてしまうので注意が必要です。
無添加のものできちんと調理されているドッグフードを選べば、身体によく食材本来が持っている風味やニオイを感じることが出来るので食いつきだけでなく、健康の面でもおすすめです。
④手作りのもの
手作りのものであれば、わんちゃんの好みに合わせて食材を選べますし、水分が多いので舌触りもよくシニア犬でも食いつきが良くなる場合があるので試してみてもいいでしょう。
ただ、ある程度の栄養に関する知識がないと栄養が偏ったり、不必要な量をあげてしまう場合があるので注意が必要です。
なかなか最初から全て手作りであげるのは難しいので、トッピングから始めて徐々に手作りに変えていくのもいいかもしれません。
犬の食いつきが悪い原因まとめ
わんちゃんの食いつきが悪くなっている原因は様々考えられますが、ドッグフード 選びや日頃の運動、飼い主さんの工夫などで改善できる場合が多くあります。
わんちゃんと一緒に生活していく中での小さな気づきや変化を見落とさないようにしましょう。
ドッグフードへの食いつきが良くしっかり食べてくれれば、わんちゃんとの毎日の食事が楽しくなりますし、健康なまま長い時間を一緒に過ごすことにもつながるので、今回の記事を少しでも参考にしてもらえると嬉しいです。
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