犬の食べ物Date 2021.12.14
ドッグフードのアレルギー対策方法・症状やアレルゲンカットについて徹底解説!
- #ドッグフード
わんちゃんも人間と同じようにアレルギー症状が出ることがあります。
犬のアレルギー症状は、皮膚に出るものが多いと言われています。また、食べた食材が原因で症状が出てしまう「食物アレルギー」も発症する恐れがあります。
ノミなどからアレルギーを引き起こす場合もありますが、いずれも主な症状は「かゆみ」です。
この「かゆみ」が原因で、わんちゃんが患部を掻いてしまって、炎症を引き起こしてなかなか良くならないことがあります。
アレルギーの原因は、様々で花粉やハウスダスト、食べ物、細菌、ノミ、ダニなどが原因となります。わんちゃんのアレルギーは、皮膚のアレルギーと食物アレルギーを併発している場合もあるので、原因も複数の要因が重なっていることも少なくありません。
ここではアレルギーの一つの原因でもある食物アレルギーについてご紹介していきたいと思います。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
ドッグフードが原因でアレルギーになることがある?
食べ物からもアレルギーが発症する可能性があるわんちゃんは、市販されているドッグフードがアレルギーの原因になってしまっている場合があります。
どういった要因からアレルギーが発症してしまうのか、お伝えしていきます。
①高タンパク質に注意
わんちゃんが、食物アレルギーを引き起こす原因の一つに、高タンパク質な食材を摂取しすぎている場合があります。
高タンパク質の食材とは、「牛肉、鶏肉、ラム肉」などが挙げられます。
もちろんアレルギー反応を起こさない場合もありますが、こういった食材に反応してアレルギーの症状が出る場合もあるので、注意する必要があります。
特に「牛肉」はアレルギーになる可能性が高いと言われているので、注意が必要です。
市販のドッグフードはタンパク質として、こういった食材を使用している場合が多いので、飼い主さんがきちんと確認してあげると良いでしょう。
成分表には「肉類」、「肉副産物」と記載されていて、原材料や原産地が不明瞭な商品も多いので注意が必要です。
もし、それらの食材に対してアレルギー反応を起こしてしまうわんちゃんであれば、少量をおやつやドッグフードのトッピングで使用している分には、まだ大きな問題にならないかもしれません。
しかし、重い症状などが出ている場合は、ドッグフード自体を見直す必要があります。
②「穀物」の摂取しすぎ
犬は元々、肉食の動物です。
人間と長く暮らす中で雑食に変化してきましたが、基本的には肉食の身体の構造だと言えるでしょう。
人間は米や小麦、大豆、トウモロコシなどの炭水化物が欠かせないですが、犬はあまり多く炭水化物を取りすぎてしまうと身体に合っていない影響で、アレルギー症状を引き起こしたり、うまく消化できずに腸内環境が悪化してしまう可能性があります。
うまく消化できないので肥満の原因になることもあります。
市販されているドッグフードは多くの穀物を含んでいます。
これは、タンパク質になる肉類や魚介類が比較的高価ということもあり、量を多くしたり加工する際の様々な食材とのつなぎとしての役割があります。
ただし、ある研究によると炭水化物の中でも「米」はアレルギーの原因にはなりにくい食材という風に言われています。
そのため、牛肉などを除いて、「魚肉」と「米」を主成分にした商品も発売されています。
③乳製品に注意
市販のドッグフードやおやつで、乳製品を多く使っているものも、わんちゃんによっては注意が必要です。
特に乳製品を食べるとお腹を壊してしまうという子には注意してあげる必要があります。
このような子は、体質的に乳製品をうまく消化することができないので、お腹を壊してしまう場合があります。
このような状態から健康状態を損ねてアレルギーも発症してしまうケースも少なくありません。
このように、市販のドッグフードに含まれている成分は、わんちゃんによってアレルギー症状を引き起こしてしまう場合があります。
もちろん、わんちゃんごとにアレルギーの原因は様々なのですが、アレルギー症状が出ていると思った場合は、お医者さんに相談して成分表を確認しながらドッグフードを選んだり、手作りのものに変更してみるといいでしょう。
また、わんちゃんによっては、アレルギーの原因となっている食材が大好物の場合もあるかもしれません。
そういった場合は、その食材をおやつやトッピングで極力少量にしたり、似たような食感や味の食材で代用してあげるといいかもしれません。
愛犬のドッグフードが合わないときに出る症状をご紹介!
ドッグフードがわんちゃんの身体に合っていないと、様々な症状が出る場合があります。
食物アレルギーでの主な症状は、「皮膚炎」「嘔吐」「下痢」が挙げられます。
こういった症状が出た場合は、状態によっては速やかに病院に連れて行ったり、アレルギー症状だと疑って対策を講じてもいいかもしれません。
また、食物アレルギーを早期に発見するための兆候もあるので紹介させていただきます。
「いつもよりウンチの回数が多い」
「いつもどこかしらかゆがっている」
「口や目の周り、背中などの炎症が起きている」
などの動きが見受けられる場合は、アレルギーかもしれないので様子を見たり、場合によっては病院に行く必要があります。
今まであげていたドッグフードを他のものに変えたり、手作りのものに変えるなどして、わんちゃんの状態を観察してあげてください。
そこで改善するようであれば、しばらくは変えた食べ物をあげ続けてみてもいいかもしれません。
そこで、症状が良くならなかったり、悪化してしまうようなことがあれば、病院に行ってお医者さんに相談してみてください。
愛犬がドッグフードでアレルギー症状が出た場合の対処法!
最近では、アレルギーの原因となるアレルゲンをカットしているドッグフードが販売されています。
これは、わんちゃんがアレルギーになる可能性の高い食材を減らして作られたドッグフードになります。商品によって使用している食材は違いますし、カットしている食材も違ったりするので、飼い主さんの確認は必要です。
また、わんちゃんごとに症状や体質も違うので必ずしも効果があるというわけではありませんが、多くのわんちゃんのアレルギー症状や発症事例から作られているものなので、皮膚炎などで困っている飼い主さんは、試してみるのいいかもしれません。
そもそもアレルギー成分とはなんなのかは、上の内容でも触れていますが、アレルギーの原因となる食材と言えます。
わんちゃんの場合は、「牛肉」「乳製品」「小麦」「ラム肉」「鶏肉」「鶏の卵」「大豆」「トウモロコシ」などがあげられます。
ここに挙げている食材が食物アレルギーの原因の93%だと言われています。。
牛肉が原因になるというのは驚くのではないでしょうか。
しかし、肉類の中ではアレルギーの症状が出やすい食材となっています。
また、この中では上記した通り穀物の「小麦」「トウモロコシ」がアレルギーの可能性が高いので、注意が必要です。
ドッグフードのアレルギー対策まとめ
ドッグフードのアレルギーについてみてきましたが、一概に市販のドッグフードを食べさせているからといっても、みんなにアレルギー症状が出るというわけではありません。
しかし、アレルギーの原因になる成分を多く含むドッグフードを食べさせると、実際に症状が出たり、悪化してしまう事例もあります。
こういった症状は、症状が軽い段階で対策を講じてあげる必要があります。
それには、日々の生活で飼い主さんがきちんとわんちゃんの健康状態を管理し、体調の変化がないか観察してあげる必要があります。
体調に何か変化があった場合などは、上記した内容などを踏まえてドッグフードを選び直してあげるのが大切です。
食べ物は、わんちゃんの健康的な身体を作っていく上でとても重要な要素です。
それぞれのわんちゃんとしっかり向き合って、その子に合うものを選んであげるようにしましょう。
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