犬の病気Date 2022.06.13

愛犬の腎臓にいいドッグフードや食べ物、腎臓病の予防方法を徹底解説!

  • #ドッグフード
  • #病気

腎臓にいい ドッグフード

この記事は
・腎臓にいいドッグフードの成分
・腎臓病の予防方法
を紹介します。

わんちゃんは年齢を重ねていくと腎臓病になる可能性があります。

腎臓が悪くなってしまうと様々な悪影響が出てしまうので、食事などの腎臓ケアが必要になります。

一度、腎臓病を患ってしまうと完治させることは難しいですが、きちんと腎臓のケアをしてその機能を維持出来れば、病と向き合いながら寿命を全う出来る可能性もあるので、飼い主さんが知識を持って一緒に向きあってあげるようにしましょう。

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

愛犬の腎臓ケアが重要な理由

犬 腎臓ケア

腎臓は非常に重要な機能を持った器官です。

・血管の中の不純物をろ過して尿として排出するろ過機能
・体に必要な水分を出て行かせ過ぎないための調整機能
・血圧をコントロールする機能
・赤血球を作るためのホルモン製造機能などがあります。


このような機能が低下すると身体の中の水分を上手く排出できなくなってしまったり、血液中に不純物が溜まってしまうので、全身に悪影響が出てしまいます。
 
加齢による腎臓機能の低下は、基本的に元に戻ることはありません。

そのまま腎臓の機能の75パーセントを失うと慢性腎不全と呼ばれる状態になってしまいます。

この病気を発症した場合、ケアを行い一生病気と向き合っていくようになります。

飼い主さんがきちんと管理を行っていれば、他のわんちゃんと同様の寿命を生きることも可能なので、きちんとした腎臓ケアが必要になってくるのです。

愛犬の腎臓にいい食べ物をご紹介!

腎臓にいい 食べ物

上でも書いた通り、加齢に伴って腎機能が低下していってしまう事があります。

そのため、予防の段階では飼い主さんがきちんと栄養管理をする必要があります。

慢性腎不全などにかかってしまっている場合は、栄養配分が非常に難しいので、お医者さんに相談するようにしましょう。

お医者さんからは病用の療養食を勧められるはずなので、それを食べさせてあげるようにしましょう。

ここでは、上でも書いた飼い主さんでも腎臓のケアができる簡単な食材をご紹介します。

大まかな成分のご説明と詳しい食材などもご紹介していきます。

低タンパク質のもの

わんちゃんの腎臓ケアには低タンパク質の食材が適しています。

タンパク質を摂取しすぎると腎不全を起こしてしまう可能性があるので、低タンパク質のものを選ぶようにすると良いでしょう。

低リンのもの

これも上記した低タンパク質と同様に腎不全を防ぐために有効な食材です。

きちんとこれらの食材を管理することによって、慢性的に腎不全を患っている場合には、3倍ほど寿命が伸びると言われています。

低ナトリウムのもの(塩分)

腎不全を患っているわんちゃんは、ナトリウムなどを上手く排出出来ない事があるので、低ナトリウム(塩分)のものをあげるようにしましょう。


タンパク質やリンが少ない食材は、「野菜・果物・穀物」などがおすすめです。

この食材をメインに使うもしくは、多めに使ってあげるようにしましょう。

具体的な食材は、「ブロッコリー、サツマイモ、キャベツ、りんご、白米」などがあげられます。

これらの食材をトッピングやおやつであげたり、積極的に与えるようにしてみてください。

また、低ナトリウム(塩分)に関しては味の濃すぎる食材などを控えるようにして、なるべくわんちゃんの身体に合った味付けをするようにしましょう。

愛犬の腎臓をいたわるドッグフードの選び方

犬 腎臓 ドッグフード

ドッグフードには、ドライフードやウェットフードなどの種類があります。

そのどちらにも腎臓をケアするための療法食が存在します。

療法食用のドッグフードでは、上で書いた低タンパク、低リン、低ナトリウムを意識して健康に配慮して作られています。

商品のパッケージにも腎臓ケアや腎臓サポートなどと記載されているので参考にしてください。

基本的に腎臓ケアの商品はパッケージに記載しているので参考にしてみてください。食いつきが悪いようであれば、ペットラインなどで発売している商品でわんちゃんの食欲を誘うような工夫がなされているものがおすすめです。

「療法食はまだいいけどわんちゃんの健康にいいフードを食べさせたい!」という場合、当社で販売しているワンタイムフレッシュドッグフードがおすすめです。

ペット栄養士監修で新鮮な食材を使っている上、人間の食品衛生法に沿って調理されており栄養価が高いため、わんちゃんの健康維持にはピッタリのドッグフードです。

愛犬の腎臓病の予防方法5選

犬 腎臓病 予防

①栄養の取れた食事

栄養の取れた食事は健康な身体を保つためにも必要不可欠です。

特に腎機能に関しては、栄養素が偏り過ぎてしまうと低下してしまう可能性があるので特に注意が必要です。

わんちゃんの場合は、特にタンパク質やリンの取り過ぎ、塩分が多い食事などは避けるようにしましょう。

日頃からきちんとケアしていれば、腎不全だけでなく様々は健康障害を抑制することにつながりますので、注意してあげていください。 

気になる飼い主さんは、現在あげているドッグフードの成分表などを確認してみてください。

ドッグフードの成分表には一番多く含まれている成分から順番に記載すると決まっているので、参考にしてみてください。

また、手作りのドッグフードなどで栄養管理する場合は、上で書いた腎臓に良い食材を使用して作ってみても良いかもしれません。

②適切な水分補給

水分補給を行ったからといっても腎臓の機能回復や症状改善にはなりませんが、脱水症状になってしまうと腎臓の機能は低下してしまうので、適度な水分補給をさせてあげましょう。

水は衛生面を考えて、なるべくこまめに交換するようにして、外出時などは水がなくならないように多めにいれておいてあげるなどの配慮が必要です。

③適切な運動

直接的な影響があるわけではありませんが、運動をしていないとわんちゃんの身体には特に悪影響が出ます。

肥満になれば、呼吸器や循環器に障害が出たり、糖尿病にかかる可能性も増します。

また、慢性腎不全などにかかっている場合は食欲が低下してしまうこともあるので、きちんと運動させてあげてストレス発散や食欲増加のためにも運動させてあげる必要があります。

④排尿時の確認

腎臓が悪くなっている場合は早期発見が重要になってきます。

飼い主さんでもできる確認方法は排尿時の確認です。

尿の量や色などを確認します。

普段よりも変化がある場合や何かしら気になる点がある場合は、すぐにかかりつけのお医者さんに相談するようにしましょう。

⑤健康診断

飼い主さんだけではなかなかわんちゃんの細かい変化に気づくことは難しいです。

そのため、定期的な健康診断をさせてあげましょう。

年齢が重なってきて症状の判明が遅くなると重大な問題に発展する可能性もあるので、早期発見のためにもこまめに診断を受けるようにすることをおすすめします。

愛犬の腎臓が悪いときの症状について解説

犬 腎臓病 症状

腎臓が悪くなってくるとろ過する機能が低下してきて、身体に不純物がたまってしまいます。

そのまま腎臓の機能が75パーセント以下まで落ちてしまうと「慢性腎不全」という症状になってしまいます。

さらに悪化してしまうと「尿毒症」になってしまい、身体に悪影響を及ぼす老廃物が体内に溜まり、全身に症状が出てしまいます。

主な症状は、口臭の悪化(アンモニアのような臭い)、口内炎、嘔吐、下痢、食欲不振、痙攣や意識障害を引き起こします。

「慢性腎不全」は加齢によって腎機能が低下して起きます。

腎機能の低下を抑えるためにも日々のケアをきちんと行う必要があります。このケアを怠ると上で書いたような「尿毒症」まで進行してしまう可能性があるので注意が必要です。

また、腎不全には進行のペースから「急性腎不全」と「慢性腎不全」に分けられます。

「急性腎不全」は、早期発見してすぐに対処すれば完治も可能な病気です。

この病気は、大量の出血や脱水、熱中症、尿路結石、わんちゃんに害のあるもの(ぶどう、鉛、人間の医薬品)摂取などが原因になります。

これらの原因により、急激に腎機能が低下して、数時間ほどで嘔吐や排尿に異常を来たし始めます。すぐに発見し、対応すれば完全回復も見込めますが、腎臓に大きなダメージが残るほど対応が遅くなれば、「慢性腎不全」に移行して一生涯を病気と向き合っていかなければいけませんし、最悪の場合は死に至ります。

「慢性腎不全」は、数ヶ月〜数年単位で徐々に腎機能が低下して起きるものです。

遺伝の関係で年齢を重ねていなくても発症する可能性がありますが、基本的には加齢とともに進行する病です。

症状が軽い最初の方は、これといった特徴が見受けられず、動物病院などでも発見が遅れる場合もあります。

腎機能は一度落ちた機能を回復させることが出来ないので、上でもご紹介したようにケアを行い現状の機能を維持することに努めます。ケアを行うことで、現状の腎機能を維持して、生活の質を落とさず本来の寿命を全うさせてあげられる可能性があります。

愛犬の腎臓ケアまとめ

犬 腎臓ケア まとめ

今回は、わんちゃんの腎臓に関する内容をご紹介させていただきました。

わんちゃんの腎臓病は発見が遅くなれば大きな問題に発展する可能性もあるので、毎日の生活の中でわんちゃんの変化を見逃さないようにしましょう。

また、不安が残る場合はお医者さんに相談して、早期の対応を心がけるようにしましょう。

飼い主さんが、きちんとした知識を持ってケアをしてあげれば、例え症状が悪化していてもわんちゃん本来の寿命を全うさせてあげられるかもしれないので、きちんとわんちゃんに寄り添ってあげてください。

Buzz Cafe By ANELLA / ペットと一緒に楽しめるお洒落なカフェバー
Pet Salon / PINK BEACH

MENU

MENU