犬の病気Date 2023.07.12

犬の分離不安症とは!?原因と対処方法を徹底解説!

  • #病気

わんちゃんの分離不安症をご存知ですか?
分離不安症とは、飼い主の不在に耐えられず問題行動を起こしてしまったり
ストレスから体調を崩したりしてしまう病気のことです。

今回は分離不安症の原因や症状対処法について解説します!

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

犬の分離不安症の原因

分離不安症の原因わんちゃんの分離不安症の根底にあるものは
飼い主さんと離れることに対しての不安です。

『もう二度と帰ってこないのではないか」
『いない間に何かあったらどうしよう』
などといった気持ちで落ち着かなくなってしまいます。

その結果、気を紛らわすために吠えたり物に当たったりするようになります。

犬の分離不安症の症状


吠え続ける
分離不安症の症状として一般的なのが、吠え続ける行動です。
これは飼い主さんがいないことへの不安から来るもので、飼い主さんの帰宅を待ち焦がれる心情を反映しています。
吠えることで飼い主さんの帰宅を促そうとする心理が働いていると考えられます。

パニックを起こす
分離不安症の症状の一つとして、パニックを起こすことがあります。
これは、一人になることへの恐怖からくる行動で、わんちゃん自身が強いストレスを感じている証拠です。

部屋を荒らす:
飼い主さんがいない間に部屋を荒らす行動も、分離不安症の典型的な症状です。
これは不安感からくるエネルギーの発散とも言えます。

食糞
分離不安症の症状として、食糞行為も見られます。
これはストレスや不安により異常行動として現れることがあります。

嘔吐・下痢の消化器症状
ストレスが強いと、嘔吐や下痢といった消化器系の症状を引き起こすことがあります。

自傷行為
分離不安症の重症化した状態では、自分自身を傷つける自傷行為が見られることもあります。
これは強いストレスからくるもので、重要な警告信号となります。

帰宅時に失禁(嬉ション)してしまう
飼い主さんが帰宅した時に失禁してしまう「嬉ション」も、分離不安症の症状となります。
これは、飼い主さんとの再会を強く喜ぶあまりに起こります。

これらの症状は、わんちゃんが不安やストレスを感じていることを示しています。
飼い主さんとしては、これらの症状を見逃さないよう、日々の観察が大切です。
また、症状が見られた場合は、専門家の意見を求めることも大切です。

犬の分離不安症の対処方法


独立心を育む
分離不安症の対処法として、まずは独立心を育てることが重要です。
それは、飼い主さんがいない時間でも自分一人で過ごすことに慣れることが求められます。
一人の時間を楽しむことができれば、飼い主さんがいない状況でも安心して過ごせるようになります。

過度なスキンシップを避ける
愛犬との絆を深めるスキンシップは大切ですが、過度になると分離不安症を引き起こす可能性があります。
バランスを保つことが大切です。

抱っこ癖をつけない
抱っこは愛犬が安心する行為ですが、過度に依存すると分離時に不安を感じやすくなります。
抱っこは適度に制限し、自立した行動を促すことが重要です。

留守中の粗相を叱らない
飼い主さんがいない間の粗相は、分離不安症の症状の一つです。
粗相を叱ると更なるストレスを感じてしまうため、対処法としては避けるべきです。

大人しく留守番できたら褒める
飼い主さんがいない間に落ち着いて過ごせたら、その行動を褒めてあげることが大切です。
これにより、一人でいる時間もポジティブな経験として認識できます。

一人で遊べるおもちゃを用意する
一人の時間を楽しむために、一人で遊べるおもちゃを用意することも有効な対策です。
これにより、飼い主さんがいない時間でも楽しく過ごすことができます。

サプリメントの服用やしつけ教室への通学
分離不安症の症状が重い場合、サプリメントを活用したり、しつけ教室に通うことも視野に入れてください。
専門家の指導により、適切な対処法を学ぶことができます。


これらの対処法を適切に組み合わせて用いることで、愛犬の分離不安症を改善する手助けをすることが可能です。しかし、これらの方法が全ての犬に効果的とは限らないため、何が自分の犬に最も適しているのかを理解し、適切に対応することが必要です。

まとめ

分離不安症によるものだと思っていた症状が実は退屈や運動不足からのこともあります。
そのため、普段の生活習慣やしつけも見直してみるようにしましょう。

あまりにも酷かったり不安になる場合は獸医師に相談し、他に原因がないか調べてもらうようにしてくださいね!

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