犬の病気Date 2023.08.07
犬の目が赤い!?目が赤い原因と対処法を徹底解説!
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愛犬の目が赤くなっているのが気になったことはありませんか?
目が赤くなるのには充血と出血とがあり理由は様々ではありますが、放っておくと危険な症状もたくさんあります。
今回はわんちゃんの目が赤くなる原因を解説します!
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
犬の白目やまぶたの裏が赤い場合
結膜炎
結膜炎は、犬の眼の結膜に細菌が侵入したり、外傷により炎症が発生する疾患です。
これは、白目やまぶたの裏が赤くなる現象の一つであり、痛みや痒みを伴うことが多いです。
結膜炎が疑われる場合、早期に適切な治療を始めることが重要です。
適切なケアを怠ると、視力に影響を及ぼすこともありますので、症状がある場合はすぐに動物病院を受診することをお勧めします。
緑内障
犬の白目やまぶたの裏が赤くなるもう一つの可能性は緑内障です。
緑内障は、眼内の圧力が異常に上昇し、視神経を損傷する病気です。充血だけでなく、瞳孔が開きっぱなしになるなど他の症状も伴います。
視神経は再生しないため、緑内障は早期発見が重要です。
遅れると視力を完全に失う可能性があります。
レプトスピラ症
レプトスピラ症は、レプトスピラという細菌による感染症で、犬だけでなく人にも感染します。
白目やまぶたの裏が赤い以外にも、高熱、食欲不振、血便や血尿など、さまざまな症状が現れます。
犬と人との密接な接触がある家庭では、予防接種や定期的な健康チェックが重要です。
レプトスピラ症に感染した場合は、感染源となった環境の清掃や、他のペットや人への感染防止対策も必要です。
犬の目の周りや目頭が赤い場合
チェリーアイ
チェリーアイは遺伝性の疾患で、特に1歳以内の若い犬に多く見られます。
この症状は、まるでさくらんぼのように目の周りが赤くなり、異常な肥大を示します。
犬のチェリーアイは、人間の眼の状態とは異なり、これにより眼球の下部にある第三のまぶた(瞬膜)の腺が肥大し、普通であれば見えない部分が露出することが特徴です。
この露出した部分が、炎症を起こすと目の周囲が赤くなることがあります。治療は通常、手術により行われます。
マイボーム腺炎
マイボーム腺炎は、犬の目のまわりが赤く腫れ上がる疾患で、人間でいうところのものもらいに近い病気です。
犬のまぶたの内側にあるマイボーム腺が、何らかの原因で炎症を起こすと、その部分が腫れて赤くなります。
これにより、瞬膜や眼球が突出して見えることもあります。
この疾患は、痛みや不快感を伴い、涙の分泌にも影響を及ぼすため、早期の治療が必要です。
症状が見られた場合は、すぐに動物病院で診察を受けることを推奨します。
犬の黒目が赤い場合
網膜剥離
網膜剥離は、視覚に直接関わる神経が集まった網膜が眼球から剥がれてしまう病気です。
これは犬の視力を大きく損ない、最悪の場合は失明を引き起こす可能性もあります。
症状としては、光が眼球に反射しない、つまり眼がガラス質に見える、または瞳孔が異常に拡大しているなどがあります。
黒目が赤く見える場合も、網膜剥離の兆候かもしれません。
眼内腫瘍
眼内腫瘍は、目の内部に腫瘍が発生する病気で、これが出血を引き起こすと黒目が赤く見えることがあります。
眼内腫瘍は稀な病気ではありますが、発生すると重大な視覚障害を引き起こす可能性があります。
目の色や形状の変化、視力の低下などの症状が見られた場合は、速やかに獣医師の診察を受けることをおすすめします。
ぶどう膜炎
ぶどう膜炎は、眼球の内部にあるぶどう膜(虹彩や毛様体などが含まれる)が炎症を起こす病気です。
これにより、眼が赤く見えることがあります。
ぶどう膜炎は自己免疫疾患の一種で、犬の身体が誤って自身の眼組織を攻撃し、炎症を引き起こします。
この病気は進行が早く、早期発見と治療が視力を保つために非常に重要です。
まとめ
わんちゃんの目が赤い原因は様々であり軽症で済むものもあれば、最悪の場合失明してしまったり命に関わる重大なサインであることもあります。
目のトラブルは見極めが難しいので自己判断せず、おかしいなと思ったらすぐに受診するようにしてくださいね!
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