犬の病気Date 2023.08.09

犬の白内障の原因は!?症状と対処法も解説します!

  • #病気

白内障とは、通常は透明な水晶体が白くなってしまった状態でわんちゃんも人間同様自内障になってしまうことがあります。

今回はわんちゃんの白内障について解説します

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

犬の白内障の原因

白内障とは、目の水晶体が白く濁り、視力が低下する病気です。
その原因となる要素はいくつかありますが、一番の原因は遺伝性です。
遺伝により犬種や個々の犬が白内障を発症しやすい体質を持つことがあります。

さらに、糖尿病や加齢による白内障も見受けられます。
特に糖尿病は犬の体全体に影響を及ぼし、視力にも大きな影響を与えます。

また、加齢により体の機能が衰えてくると、それに伴い視力も低下し、白内障を引き起こすことがあります。

また、ぶどう膜炎という病気も白内障の原因となり得ます。
これは虹彩や毛様体などが炎症を起こす病気で、この炎症が白内障を引き起こす可能性があります。

白内障は、若年のうちから始まる可能性があるため、特に注意が必要です。
定期的な健康診断を受け、早期に発見し対策を講じることが大切です。

白内障になりやすい犬種

白内障は遺伝性が強く、特定の犬種では発症率が高いことが知られています。

例えば、トイプードルは遺伝的に白内障になりやすい犬種としてよく知られています。
小型犬で愛されるトイプードルですが、その小さな目は白内障のリスクを抱えているのです。

また、シーズーも白内障になりやすい犬種です。
シーズーは長寿で健康的な犬種とされていますが、遺伝的な視覚問題には注意が必要です。

ヨークシャーテリアもまた、白内障のリスクが高いとされています。
小型犬でありながらも活発で好奇心旺盛なヨークシャーテリアですが、目の健康には特別な注意を払う必要があります。

さらに、ボストンテリアも白内障になりやすい犬種として知られています。
ボストンテリアは元々目が大きく、そのため視覚問題に対するリスクが高まります。

そして、大型犬の中でも特に白内障になりやすい犬種としてゴールデンレトリバーが挙げられます。
この犬種は非常に親しみやすく、人懐っこい性格で知られていますが、遺伝的な白内障のリスクも持っています。

以上の犬種は、特に白内障になりやすいとされています。
そのため、これらの犬種を飼っている場合、定期的な眼科検診を行うことが重要です。

犬の白内障の症状

白内障の初期症状は、特に暗い場所での行動に影響が出ます。
普段は容易に避けることができる障害物にぶつかってしまうようになるのです。
これは、白内障が進行すると瞳孔が拡大し、暗所での視力が低下するためです。

この症状が進行すると、明るい場所でも同様の問題が生じ、さらには視覚追随行動の変化も現れます。
たとえば、犬がおもちゃや飼い主を目で追うことが減ったり、全く追わなくなったりすることがあります。
これは、視力が低下し、物体を正確に見ることができなくなるからです。

さらに白内障が進行すると、目の黒目部分が白く濁り、これが最も明らかな白内障の兆候となります。
この状態になると、視力の低下はさらに進行し、日常生活に大きな影響を及ぼします。

以上のような症状が見られた場合、早急に獣医師の意見を求めることが重要です。
早期発見と適切な治療により、視力を保つことが可能になるかもしれません。

犬の白内障の治療方法

白内障の治療について考えるとき、最初に理解するべきなのは、目薬などの保守的な治療法では症状を抑えたり進行を遅らせることは可能であっても、白内障自体を完全に治すことはできないという事実です。
この病気を治すためには、外科手術が必要となるのです。

外科手術にはリスクが伴いますが、白内障が進行すると視力を完全に失うだけでなく、緑内障などの重大な合併症も引き起こす可能性があるため、手術はよく最善の選択肢となります。
緑内障は眼圧の異常上昇により視神経が障害を受け、最悪の場合、全盲に至ることもあります。

したがって、白内障は「なってから治す」病気ではなく、「予防する」病気と捉えるべきです。
目に異常を感じたら、すぐに獣医師に相談することが重要です。早期発見が視力を守る鍵となるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか。白内障は失明にもつながる病気ですが、初期に見つけ、治療をすれべ、あまり症状が悪化せずにすみます。

愛犬の目は定期的にチェックしましょう!

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