犬の暮らしDate 2023.08.14

犬はアイスクリームを食べていい!?食べてもいいアイスの作り方を紹介!

  • #暮らし

甘くて冷たくて、美味しいアイスクリーム。
アイスを食べている姿をじーっと見つめられたり暑い季節になると愛犬にも与えたくなりますよね。

わんちゃんもアイスを食べても良いのでしょうか?

今回はアイスを与える際の注意点などを解説します!

PROFILE

Ripo

WanTime編集部|りほ

りほ ペット歴25年

ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。

犬はアイスを食べてもいいのか

愛犬にアイスクリームを与えることが適切かどうか、多くの飼い主さんが疑問に思うことでしょう。
しかし、結論から言うと、人間用のアイスクリームを愛犬に与えるのは避けるべきです。

その理由は何かというと、人間用のアイスクリームは、愛犬の健康に悪影響を及ぼす可能性がある成分を多く含んでいるからです。

まず、アイスクリームは糖分が豊富です。
糖分はエネルギー源となりますが、過剰な摂取は体調を崩す原因となることがあります。
特に、過度の糖分摂取は肥満を引き起こし、それがさらに糖尿病や心臓病などの健康問題につながる可能性があります。

そのため、愛犬に対して人間用のアイスクリームを与えるのは推奨されません。
しかし、愛犬が暑い夏の日に涼しいご馳走を楽しむことは可能です。
ペット専用のアイスクリームや、自家製の冷たいおやつを作ってみるのも良いでしょう。
 無糖のヨーグルトを冷凍したり、野菜や果物を使った冷たいスナックを作るなど、愛犬の健康を考えた選択をしましょう。

アイスの乳糖に注意

アイスクリームがわんちゃんにとって適さない理由の一つに、乳糖という成分が含まれていることが挙げられます。
乳糖は母乳に含まれている糖類で、乳製品全般に見られます。
しかし、わんちゃんたちは乳糖を効率的に消化・吸収する能力が低い傾向にあります。

乳糖は、特定の酵素(ラクターゼ)によって分解される必要がありますが、わんちゃんたちの多くはこの酵素の生産が不十分です。
その結果、消化されずに腸内を通過する乳糖は、腸内で発酵し、下痢や腹痛を引き起こすことがあります。

人間用のアイスクリームは、その多くが乳製品から作られており、乳糖を多く含んでいます。
そのため、「少しくらい大丈夫だろう」と考えて与えてしまうと、わんちゃんは嘔吐や下痢といった消化器系の問題を引き起こす可能性があります。

したがって、わんちゃんにとって安全で楽しい夏のリフレッシュ方法を探している場合、乳糖が少ない、または無い選択肢を探すことが重要です。
例えば、ペット用のアイスクリームや自家製の冷たいスナックを与えるなど、彼らの健康を第一に考えた選択をしましょう。

アレルギーや中毒の可能性もあるので食べさせないで!

わんちゃんにとってアイスクリームが適さない理由は、乳糖だけではありません。
実は、多くの人間用のアイスクリームには、彼らにとって有害な成分が潜んでいるのです。
その代表的なものが、様々なフレーバー付けのために使用される成分です。

たとえば、レーズンやぶどうは、一部の犬に対して中毒を引き起こす可能性があります。
その具体的な原因は未だにはっきりしていませんが、これらの果物を摂取した犬は、急性腎障害を発症することが知られています。

また、キシリトールという甘味料も問題です。
キシリトールは、人間にとっては無害でカロリーも低いため、菓子やガム、そしてアイスクリームなどに広く使用されています。

しかし、わんちゃんにとっては極めて危険な成分で、摂取すると急激な血糖値の低下を引き起こし、場合によっては肝障害に至ることもあります。

これらの事例から明らかなように、見た目からは判断できない危険性が、人間用のアイスクリームには潜んでいます。
そのため、わんちゃんの健康を守るためにも、彼らに人間用のアイスクリームを与えるのは避けるべきです。
代わりに、ペット専用のアイスや自家製の安全な冷たいスナックを検討してみてください。

犬も食べれるアイスの作り方

アイスクリームを楽しむのは人間だけでなく、わんちゃんも例外ではありません。
しかし、人間用のアイスクリームは犬には適していないことを理解した上で、どのようにして彼らに安全に冷たいご馳走を提供できるでしょうか?

一つの解決策として、自家製のペット向けアイスクリームを作ることをおすすめします。
これは、野菜やフルーツを冷凍したものや、砕いた氷を与えることから始めることができます。
特にフルーツは、その自然な甘さがわんちゃんにも喜ばれるでしょう。

ただし、与えるフルーツは犬にとって安全なものを選びましょう。
例えば、リンゴやバナナは良い選択ですが、ぶどうやレーズンは犬にとって有害です。

さらに、ヨーグルトや豆乳をフルーツに混ぜて凍らせたものをフードプロセッサーやミキサーで混ぜると、美味しいジェラート状のデザートを作ることができます。
この方法なら、わんちゃんだけでなく、飼い主も一緒に楽しむことができます。

しかし、これらのアイデアに取り組む前に、わんちゃんが新しい食材に対してアレルギー反応を示さないことを確認してください。

一つひとつ新しい食材を導入し、それが彼らにとって安全であることを確認することが重要です。
安全性が確認できたら、わんちゃんと一緒に美味しい冷たいデザートの時間を楽しんでください。

まとめ

美味しいものを食べさせたい、暑い夏を少しでも快適に過ごさせたいと思うのは、ごく当たり前のことですよね。

しかし間違った判断で、逆に愛犬を危険に晒してしまうこともあるので十分に気をつけましょう。

今は市販で売られているわんちゃん用のアイスもあるのでそれらを活用するのも良いですね!

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