犬のしつけDate 2021.11.02
チワワの性格は凶暴なのか?性格や特徴を徹底解説!
- #しつけ
公認されている犬種の中で、最小と言われるチワワ。
体重が0.5~3kgと小さい体に大きな瞳が特徴的で、その可愛らしさからとても人気が高い犬種です。
一方で、性格が凶暴だという話もよく聞きます。
本当にチワワが凶暴なのか?
なぜそう言われるのか?
どんな行動をするのか?
など、詳しく見ていきましょう。
- PROFILE
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Ripo
WanTime編集部|りほ
ペット歴25年
保護犬ボランティアをしながら、3匹の愛犬と暮らす。
チワワが凶暴って本当?
すべてのチワワが凶暴かというと、決してそうではありません。
凶暴に見える攻撃性は、わんちゃんがもともともっている「本能」です。
チワワは独立心が強く、自己主張も強いという一面を持っています。
そのため、家庭できちんとしたしつけをせず甘やかすことにより、もともと持っていた攻撃性を助長してしまい、凶暴な行動につながってしまうのです。
チワワの性格が凶暴と言われる理由とは?
チワワは、自己主張が強い傾向にあります。
また、独立心も強く用心深い部分があるので、知らない人やわんちゃんには吠えてかかることがあります。
一方で、忠誠を尽くす飼い主に対しては愛情深く、飼い主を守るために自分より大きなわんちゃんにも向かっていく勇気があります。
こうした行動から、「チワワは凶暴」と言われるようになったと考えられます。
チワワの性格と特徴を徹底解説!
先ほど、「チワワは自己主張が強い傾向がある」と言いましたが、ここからは、さらにチワワの性格と特徴について、解説していきたいと思います。
警戒心が強い
見知らぬわんちゃんや人、場所には警戒することが多いようです。時には強い警戒心から吠えたり、噛みつくこともあります。
独立心が強い
チワワのオスは、自分がリーダーだと思う傾向にあります。
また、自分のテリトリーだと考える場所に入ってきた人に、攻撃的になることもあります。
独占欲がある
飼い主の愛情を独占したいチワワもいます。
そのため、飼い主が他の犬を触ろうとすると、怒って飼い主に攻撃的になる、または、その触られた犬を攻撃するなどの行動が見られることもあります。
小さいけれど勇敢
信頼している飼い主を守ろうと、何かに立ち向かう姿は勇敢です。
自分の体の何倍もある大型犬に対しても、ひるまず向かっていく勇気を持っています。
臆病
勇敢な性格を持つチワワですが、その反面、臆病な一面もあります。
体が小さいため、見知らぬ人やわんちゃん、物など、私たちが想像している以上に、チワワには大きく見えるものです。車やバイク、工事の音などに敏感で、吠えてしまうこともあります。
活発で遊び好き
好奇心旺盛で遊ぶことが大好きです。
長時間の散歩は必要ありませんが、好奇心を満たしてあげられる散歩を心がけましょう。
花や土、他の犬の匂いなど、いろいろな匂いを嗅ぎ、他の人やわんちゃんと交流できるようなら、挨拶してなでてもらうなど、たくさんの刺激を与えてあげてください。
飼っているチワワが凶暴な場合のしつけ方や対処法!
チワワは賢く学習能力が高いので、しつけがしやすいと言われます。
その可愛さゆえに甘やかしてしまうことから、チワワがわがままで反抗的になり、しつけに苦労している飼い主もいるようです。
甘噛み
甘噛みをそのまま放っておいても、自然に治ることは絶対にありません。
何かの拍子に本気で噛む、他の犬や人を噛んでしまうなど、深刻な問題行動につながります。
甘噛みには、出来るだけ早いうちから、次のような対処をしましょう。
↓↓
・「痛い!」と低い声で短く言う
・無視する
・遊んでいる時に噛まれたら、遊びを止める
・一旦、愛犬から離れ、落ち着いた頃に戻る
飼い主がこうした行動を徹底することで、「噛んだら嫌なことが起こる」と学習し、甘噛みが減っていくはずです。
なでる時・抱っこの時の攻撃的に吠える
飼い主がなでようとした時や、抱っこしようとした時に、嫌がって吠えることがあります。
チワワは体が小さいため、上から覆いかぶさるように、急に迫ってくる「手が怖い」と感じることもあります。
嫌がるようでしたら、
・タイミングを改める
・頭ではなく胸元などを優しくなでる
・愛犬と並んで横の位置から抱く
などの対処法を実践してみましょう。
主従関係を確認する
飼い主よりも、愛犬の立場が上になっていると、問題行動は治りません。
「一緒に寝たがるから同じベッドで寝ている」「散歩で歩きたがらないから、ずっと抱っこして散歩している」など、かわいさゆえに愛犬の言うことを何でもきいていると、リーダーシップが逆転してしまいます。
攻撃的な行動が治らない場合は、自分がリーダーとして行動しているか、日頃の生活を見直してみましょう。
チワワを飼う人が多い理由とは?
一般社団法人ジャパンケンネルクラブ(JKC)が発表した2020年1月~12月の国内登録数の第2位は「チワワ」です。
2001年から2020年まで、毎年第2位になっているほど、変わらぬ人気を博しています。そこまで人気の理由には、どんなことがあるのでしょうか?
室内で飼いやすい
大型犬だと、ある程度のスペースが必要になりますが、チワワは体が小さいので、アパートやマンションでも飼いやすく、それも大きな魅力です。
散歩の運動量が少なくて済む
チワワは、1回の散歩時間や距離が少なくて済みます。
台風など天候不良の日には、散歩に行かない飼い主も多いようです。
大型犬が1回の散歩で数時間費やすのに比べたら、忙しい飼い主にとって、散歩の負担が軽くなる点は大きいかもしれませんね。
種類が豊富
被毛の種類は2種類ですが、毛色は「単色」「パーティーカラー」「トイカラー」、珍しい色として「ブルー」「グレー」「イザベラ」といったものまで豊富です。
また、「ハイオン」「ドワーフ」「スクエア」という、体型の種類もあります。
お世話が楽
体が小さいため、子供や女性、シニアの世代でも散歩で引っ張られることはありません。
抱っこも軽々できますし、ご飯の量も少ないので、お世話が楽なことも人気の理由です。
飼い主に深い愛情を注ぐ
見知らぬ人には気を許しませんが、信頼している飼い主には深い愛情を注ぎます。「飼い主だけにしか見せない」甘える姿は、とても愛おしいですね。
防犯になる
チワワは警戒心が強いことからよく吠えますが、裏を返せば「良い番犬になる」とも言えます。
家の周りで物音が聞こえたり、見知らぬ人に警戒して吠えることで、防犯面では安心だと考える飼い主も多いのではないでしょうか。
チワワの性格と特徴まとめ
チワワは、その性格から攻撃的になる時がよくあります。
攻撃的になるのはどんな状況なるのか?、なにが理由なのか?、愛犬の様子をよく観察して見極めましょう。
放置せず、きちんと対処することで、愛犬にとっても飼い主とってもストレスなく、より信頼し合って過ごすことができるでしょう。
ぜひ、チワワの魅力を生かして素敵な愛犬との毎日を過ごしてください。
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